過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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315:名無しNIPPER[saga]
2015/07/20(月) 22:59:13.02 ID:h8Vc4E0V0
だから、それが聞こえた時、私には何を言っているのかわからなかったのだ。

玄関に入った時、私の名前が呼ばれた。誰かと話しているような先生の声。しかし、先生が今、私以外の誰かを家に上げるはずがない。

――電話で誰かと話している。

「それを訊いてどうするんだ? 私が違うといったところで君は信じないだろう。では、私がそのとおりだといったとしたら? 私に確認の電話を入れるなんて、そんなに悠長に構えている場合じゃないだろう?」

先生は平坦な声で、電話の相手の名前を読んだ。
副担任の名前だった。

「仮に君の言うとおり、彼女が家に来ているのならどうするんだ。警察か? それとも児童相談所? 通報するなら早くした方がいい。すぐに事実が明らかになる。よく話し合って決めることだ」

それじゃ、先生方によろしく、と言って、先生は電話を切ったようだった。そして私に、入りなさい、と言う。
混乱しきった頭で居室に入ると、先生が携帯電話を片手に座っていた。

先生は穏やかな貌で私を見ていた。


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