過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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[saga]
2014/07/20(日) 07:35:58.69 ID:Aa9KAwW70
主任「育児放棄ぃ? 帰ってきて早々、物騒なことを言うねえ」
学年主任は顔をしかめて胡乱げに教師を見上げた。
少女の家を辞した頃には既に辺りは暗くなっていたが、教師は学校に戻っていた。家庭訪問の簡単な報告や残務処理のためだ。
職員室についてすぐに、教師は学年主任のもとに向かった。そこで少女の家庭状況――母親からの育児放棄を報告したのである。
教師の手筈としては、今日のところは簡単な概要報告にとどめ、通例的に家庭訪問期間の終了を待って開かれる職員会議の場で議題に取り上げ、対策を協議するつもりだった。
ここで最初に学年主任を頼ったのは、まだ経験の浅い教師のフォローアップは基本的に主任に割り振られていたからだ。
しかし、どうやらその判断は失敗だったらしい。
教師はその最初の関門で躓いてしまっていた。
主任「あのねぇ、親御さんと会って、話しもしてないんだろう? それで軽々に育児放棄してるだなんて決めつけるのはねぇ……。だいたい、本当にお母さんの方には今日が家庭訪問日だって伝わってるの? 忘れてるだけかも……」
教師「そもそも子供を1人で残して頻繁に家を空けています。それも何日も。家のことは全くのノータッチらしいですし、ご存知のとおり、以前からあの母親はPTA会議等への不参加が目立っていました。ですのでこれは――」
主任「あのだねぇ!」
唐突に主任は金切り声を挙げて教師の言葉を遮った。苛立ちも露わに、台詞に乗せて指先で机を強く、何度も突付く。わざわざ書類を避けているのは音を際立たせるためだろうか。
普段の粘着的な口調のまま語気だけが勢いづいて、時折甲高く裏返る声は聞く者の神経を逆撫でる。
嫌味な所が多分にある男だが、ここまで冷静さを失っているのは初めてだった。
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