過去ログ - アイドルマスターヤンデレラガールズ 【安価・コンマ】
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◆ssHx6GNEsA
[saga]
2014/05/31(土) 22:32:33.79 ID:NpvKafkm0
かな子「――何で、断るんですか?」
瞬間、俺の口にケーキが突っ込まれた。
いきなりの行動に、俺は何も出来ず呆然と三村を見つめるしかできない。
かな子「ちゃーんと、食べてくださいねっ」
そして、顎と頭を抑えられ、無理矢理咀嚼させられる。
くっそ、黙っていられるか。
「は、なせっ!」
俺は手に力を込めて強く三村を突き飛ばす。
なりふりなんざ構っていられるか、ここでされるがままだと絶対にやべぇっての。
かな子「おかしいですよ? いや、おかしいんです。プロデューサーさんは私の旦那様なのにどうしてそんなにもそっけないんですか」
かな子「ああ、私にどこか至らない所があったんでしょうか。でしたら、遠慮なくお申し付け下さい。すぐに直すので」
かな子「何て言ったって、私はプロデューサーさんのお嫁さんなんですから」
「ち、ちがっ」
かな子「違いませんよ? やっぱり、プロデューサーさんはおかしいです」
可愛く小首を傾げているが、俺には全然可愛く見えない。
狂ってる。出会って一週間もしない奴を旦那様呼ばわりとか正気の沙汰じゃない。
……逃げないと。一刻も早くここから逃げて、告げないといけない。
三村かな子は狂人だ。近くにおいてはいけない、と。
今なら、まだ――!
かな子「ああ、逃げるんですか」
「ったり、めーーだ! 付き合ってられねー、よ?」
何だ、これ。足に力を込めても、動かない。
まるで、数十キロの重りを身体に付けられたみたいだ。
俺は、立ち上がることがやっとで走るには至らなかった。
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