過去ログ - School Daysより「素直な気持ちになるために」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:21:54.43 ID:Ob2BSVLt0
これでイブの日に誠と言葉が結ばれたら、決定打となり、

自分が二人の間に入り込む余地は、もう完全になくなるだろう。

こんな時、親友の清浦刹那さえいてくれればと思ったが、
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:22:21.36 ID:Ob2BSVLt0
「誠は、今でも、私のこと、好きでいてくれてるのかな…」

今日の帰り際、駅のホームでの会話を思い出しながら、世界は独りごちた。

…もし、他の女の子から告白されても気持ちは揺るがないかと聞いたら、
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:22:53.24 ID:Ob2BSVLt0
翌朝…と言っても、起きたときには既に10時を回っていた。

ほぼ一夜、ずっと寝られず、誠と言葉のことばかり考えていたからだ。

のそのそとベッドから置きだし、リビングに行くと、
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:24:42.21 ID:Ob2BSVLt0
二度寝し、夕刻、母が帰ってくる前に、

世界は空腹に押されるようにテーブルの上のご飯を食べた。

忙しい母が用意してくれた手前、残したり捨てたりするわけにはいかなかった。
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:25:31.96 ID:Ob2BSVLt0
シャワーを浴び終えると、世界は再び寝床に戻ろうとしたが、

既に世界の母が帰宅していた。

「あ、お母さん、お帰り」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:26:35.62 ID:Ob2BSVLt0
しかし、母は意に介さず、話し続けた。

「喧嘩したんだ」

「してない」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:27:45.41 ID:Ob2BSVLt0
「お母さんも、世界に負けないように、イブを過ごす年下の男の子を探そうっと」

「探さないでよ!」

「えー、いいじゃないの。お母さんはまだまだ現役よ」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:28:43.01 ID:Ob2BSVLt0
「…というわけで、明日は学園に行きなさい」

母は、いきなり会話の流れを変えてきた。

「お母さん、それ、話の前後がつながってない」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:29:28.16 ID:Ob2BSVLt0
「…言わないなら、理由は誠君ってことにしておくわよ」

「違うもん」

「じゃあ、それ以外に理由があるのね?」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:29:56.80 ID:Ob2BSVLt0
翌朝。

目覚めた世界は、カレンダーの方に目をやった。

…12月24日。クリスマス・イブ。
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:31:02.46 ID:Ob2BSVLt0
気持ちを切り替え、一つ、深呼吸を入れた。

…落ち込んでいても仕方がない、もう当日なのだから。

乾坤一擲、学園に行ってみるだけでも、何かが変わるかもしれない。
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