過去ログ - 妖精「君の慎ましい安価ファンタジー」 「えっ」
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261: ◆X4nfIYqwxo[saga]
2014/07/06(日) 20:38:11.98 ID:pCBaKcds0
しゃわしゃわ…

と、カナエの股下から湧いたのは湯気立ち込め仄かに香る、黄金水。

カナエは顔を紅潮させ、涙を目尻に浮かべ、ワウルに目配せする。
これは、不本意だ。信じてほしい。
その目は必死だった。

カナエ「……うぅ」

ワウル「カ、カナエさん……」

ワウルもどうしていいか分からない。
先程緩んでいた口も、今はへの字である。

警備員「な、何してるラリかァ!」

ドワーフの怒号が飛ぶ。
カナエは僅かに体を振るわせ、そちらを向く。

警備員「ぐっ……女性だから多目に見るラリ」

警備員「……王様には黙っておくラリ! だから、とっとと立ち去るラリ!!」

カナエ「うっ」

立ち去りたいのは山々だが、それが出来ない。
実に、歩き辛いのである。

そこを警備員が、

警備員「早く去るラリ!!」

と、捲し立てた。
ワウルは申し訳なさそうに一礼して、カナエを背負う。

カナエ「……ワウルさん」

ワウル「行きましょう、カナエさん」

二人は城を立ち去った。


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