過去ログ - ジール「ラヴォスエネルギーか……」
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 19:58:01.86 ID:Z7SMIiyGo
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以下略



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 19:58:29.41 ID:Z7SMIiyGo
「お、奥さまー!!」

「どうしたのじゃ、騒々しい」

「た、大変です!国王様が、国王様が外界で事故に見まわれました!!」
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 19:59:02.03 ID:Z7SMIiyGo
「結局、国王様は意識も戻らずに……」

「奥さまはジャキ様もまだ身ごもっていらっしゃるというのに、なんて痛ましい……」

「こんな不幸が未だかつてあっただろうか……」
以下略



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 19:59:49.99 ID:Z7SMIiyGo
「母様……父様は……」

「サラ……父様はな、この国のためにな……」

「母様……うぅ……」
以下略



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:00:17.32 ID:Z7SMIiyGo
「どうして、どうして先に行ってしまわれたのですか……」

「く、うぅ……」

「どうして、一人にするのですか……」
以下略



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:00:53.97 ID:Z7SMIiyGo
「あぎゃあ、ふぎゃあ」

「ご健闘されましたね。おめでとうございます、元気な男の子ですよ」

「ジャキ……」
以下略



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:01:20.27 ID:Z7SMIiyGo
「わらわが、今日からこの国の女王となるジールである!」

「この国を、国民を愛した国王はこの国のために先立った。わらわは、その意思を継ぐものである!」

「――!!」
以下略



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:02:02.43 ID:Z7SMIiyGo
「母様、ジャキが……」

「サラ、どうしたのじゃ」

「しゃ、ら……」
以下略



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:02:47.10 ID:Z7SMIiyGo
「ジール様、この国の資源の問題が……」

「ジール様!最近の暴徒の件がまだ……」

「ジール様、それよりも税金の調整が……」
以下略



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:03:26.55 ID:Z7SMIiyGo
「ホッホッホ、何をそんなに騒いでおる。……皆の話、女王に変わりこの命の賢者が聞いてやろう」

「え……?」

「ジール様、子供をあまり一人にさせるものではないですぞ」
以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:03:57.33 ID:Z7SMIiyGo
「母様、ジャキは私が面倒を見ます」

「サラ、しかし……」

「良いのです。母様はこの国を導くお方……」
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:04:49.46 ID:Z7SMIiyGo
ジール「ふふ……最期まで助けられてばっかだったな……」

ジール「……母親らしいことを一つもしなかったくせに」

ジール「……ジャキ、すまぬ」
以下略



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:05:35.63 ID:Z7SMIiyGo
黒の夢が本格的な崩落を始める
強固な装甲は剥がれ、ボトボトと真下の海に沈んでいく
それでもラヴォスへの急激なエネルギー吸収は止まらない

船内も天井の瓦解が始まり、崩れていく音が響く
以下略



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:07:11.33 ID:Z7SMIiyGo


――ジール


以下略



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:07:39.76 ID:Z7SMIiyGo



黒の夢が完全に崩落する
ラヴォスが出現し、黒の夢は消滅した
以下略



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:09:22.77 ID:Z7SMIiyGo
ザァ……と静かに波打つ海が一望できる丘に、三人の男女が来ていた

ルッカ「クロノー!ここよここ!」

クロノ「……!」
以下略



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:09:50.50 ID:Z7SMIiyGo
マール「まぁまぁ、せっかくの雰囲気が台無しになっちゃうよ」

ルッカ「……湿っぽいの、苦手なのよね」

クロノ「……」
以下略



137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:11:06.19 ID:Z7SMIiyGo
優しい風がなびき、暖かく照らす太陽に雲がかかる
日はもう一日の折り返し地点を過ぎている

クロノ「……」クイクイ

以下略



138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:12:23.89 ID:Z7SMIiyGo
心地よい風が十字架を撫でた

さらりと花が揺れる

落ち着いた波の音
以下略



139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 20:13:52.00 ID:Z7SMIiyGo
おわりです
優しいジール様と、目を覚ますジール様を書きたかっただけなんです

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました


140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/10(火) 20:24:55.40 ID:3A6bTx98o


良かった。ジールにもこんな一面があったのかもしれないな


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