過去ログ - にこ「ニコは百日紅ニコ!」真姫「にこちゃんはローズマリーね」【ラブライブ!】
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35: ◆90wX8LPeMY[saga]
2014/06/08(日) 02:03:40.58 ID:Ln65t4PM0
デカい。デカい病院だ。真姫ちゃんの親が院長だっけ? とにかくデカい。確か総合病院だから、ここには数多くの科が存在しているはず。――あまり来たくなかった。

真姫ちゃん自身も脳外科志望って言ってたから、勿論脳外科も存在するんだと思う。

「あの、真姫ちゃん、今日ニコお金あんまり持ってきてないんだけど……」

「ガリガリくん」

――こいつ! まさかガリガリくんのお返しに!?
ガリガリくんでこんな立派な病院の診断を受けれるってどうなってんだ! いかんいかん! どないする気や!!

「いいから、来て。ゆっくりでいいから」

と真姫は白いリノリウムの床を迷いなく歩いていく。しかし歩幅はゆっくりで、私を気遣ってくれているのが解る。
こういう大きな病院ってほら、紹介状とか――って、真姫ちゃん自身がもう歩く紹介状みたいなものなのか?
いや、流石の真姫ちゃんでも、そんな事は不可能じゃ――。

「真姫ちゃん、お帰りなさい」
「あら、真姫さん。こちらにお見えになっていたのですか」
「真姫お嬢様、どちらへ?」

……すれ違う看護師や医師全員が頭を下げているではないか。希の言葉を借りるなら、スピリチュアル……いや、あれは超自然的なモノだから、また別か。

「座って待ってて」

真姫が受付に向かう。

真姫が受付に何か話をしてる。

真姫が戻ってくる。

私は椅子に座らされる。

無言の時間が続く。

真姫は髪の毛を弄って、時々私の顔をチラ見する。

やがて、私の名前が呼ばれた。


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