過去ログ - 【艦これ】語られることのない海のスナイパー
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116: ◆ANFZJVHAkB2d[saga]
2014/09/12(金) 21:26:18.56 ID:RgIHS0O9o
58艇「……と、言うわけなんです」

 振り回されて伸びてしまった168艇の妖精に変わって58艇の妖精が伊勢たちの質問に答えていた。

 伊勢は腰に手を当て口をへの字にして聞き、日向は腕を組み目を閉じている。

 先に口を開いたのは日向だった。

日向「つまり…私達は囮だったと?」

甲標的妖精【58艇】「そ…そんな事は…!」

伊勢「でも結局はそういう事でしょ?」

 次いで伊勢が険しい表情のまま口を開く。

58艇「う…確かに…貴女たちが戦闘している間に敵を叩けと言われたのは事実ですが…」

168艇「決して囮にするつもりなんてなかったんですよ」

 いつの間にか復活していた168艇の妖精が話に割って入ってくる。

168艇「確実に私たちの攻撃を成功させるには味方にも情報を漏らすわけにはいけなかったんです」

 伊勢姉妹に負けじとはっきりとした口調で168艇の妖精は続ける。

168艇「沖の島攻略の鍵は敵空母の殲滅…もしくは無力化。これを確実にするためには水上艦のみの攻撃じゃ足りないのです」

日向「それは私たちも作戦前に嫌というほど聞いているさ。だから正規空母を四隻も投入したんだ」

 168艇、そして日向の視線の間には静かに火花が散っているようにも見える。

 このままだと取っ組み合いの喧嘩が始まるのでは…そんな雰囲気も流れてきたとき…

扶桑「はい、伊勢と日向、それに妖精さん。そこまでよ。まだ作戦は終わってないわ」

 柔らかな口調で場を制したのは扶桑だった。 



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