過去ログ - 【艦これ】提督「気がついたら全員レベル99だった件について」
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◆Z0rFM/Eob2
[saga]
2014/06/25(水) 20:22:14.33 ID:1txMVOxYO
翔鶴の胡蝶
刻が経てば変わる。
知っている建物のはずが改築や改装が施されていて私が知っている時の建物の面影は無い。
「……」
出るはずも無い声を出しながら私は口を動かし歌う。
神様の悪戯かこうしてまた歩く事ができる。
いつまた向こうに戻るか解らないが私は歩いていく。
あの人が私に約束したことを護れてくれているのがよくわかる。
駆逐艦から戦艦まで皆が生き生きとしていて笑っている。
大多数が私の知らない娘だけどそれでも大切な仲間だ。
できればあの人か瑞鶴に会いたいがそれはできない気がする。
ソレをする為に私は此処に来たのでない…多分。
「翔鶴?こんな夜遅くにどうしたの?」
後ろを振り向くと伊勢が居た。
声が出ないから笑って誤魔化す。
「…?まあ、早く寝なよ。明日は久しぶりに演習だからね」
そう言って去っていく伊勢の背中は私が知っている背中ではない。
あの時もより多くの物を背負った背中だった。
「頑張って、伊勢」
気がついたらそんな声が出ていた。あれ声が出る。
「うん?」
伊勢が振り返る。
「提督をあの人をお願いね」
薄れていく意識の中で私はまたあの場所に帰っていく。
ーーーーーーーー
また着てしまった…今度は屋上に居た。
伊勢の時を考えると時間が経てばあの場所に帰れる…はず。
「……」
何時もの様に歩きながら声にならない声で歌を歌う。
今宵はまた誰かに出会えるのかな?
ーーーーーーー
続く(二週目が終わった位に
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