11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/07(土) 22:22:28.46 ID:ZCMl8Sjg0
息を整えながら、周囲を見渡す2人。
ただの廃ビルの通路の一角であり、特に変わったところは無いように見える。
小狼(ん?)
ふと、前方から接近する何かの気配を察知する。
その直後。
1つの影が、2人の視界を横切った。
黒い制服のような物を着た、黒髪の少女。
見た限りでは自分達と同年代だろうか。だが、一瞬でその姿は消えてしまっていた。
小狼「何だ?今の・・・」
桜「消えた・・・も、ももももしかして、ゆ、ゆゆゆゆ幽れ・・・」ガタガタ
小狼「お、おちつけ!幽霊ならあんなにハッキリ見えたりしない!」
桜「で、でもでも!直ぐに消えちゃったし・・・ほぇぇぇぇぇ!!!!!!」
小狼「こ、今度は何だ・・・って、景色が!?」
突然、2人の周囲の景色が歪みはじめる。
先程までの廃ビルは消え、代わりに現れたのは、薄暗い謎の空間。
小狼「ここは・・・?」
桜「ほぇぇぇぇぇぇ!!!!な、何か変なのがいるーーー!!!!」ピェェェン
いつのまにか、2人の周囲を取り囲むように、何やら小さい物がわらわらと蠢いていた。
形容するならば、蝶の体にダンディひげを生やした白い綿毛。
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