過去ログ - とある学生の雷神右方-Reincarnation-
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27: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/06/15(日) 21:11:51.36 ID:s1UgheBo0

夏服のセーラー服は白なので、若干透ける。
あまり見ないように意識しながら、時々チラ見しつつ。
トールはフィアンマと並び、夕方の帰り道を歩いていた。

「明日、雨降るんだってな」
「困るな」
「そうか? 事前にわかってりゃそうでもないだろ」
「洗濯物が乾かないだろう」
「主婦みたいな発想だな」
「ブオーンで乾かすのは疲れるんだ」
「……何だそりゃ」
「こう、カチカチと動かすと熱風が出るものだよ」
「ドライヤーな」

名称が覚えられない、と彼女は明るく笑った。
それ位覚えられるだろうと、トールは肩を竦め。

「かき氷美味かったな」
「次は新作に手を出そうと毎回のように思うのだがね」
「何だかんだで定番に落ち着いちまうモンだ」
「冒険心が足りない」
「新作に手を出したからといって美味いとは限らないしよ」

先日食べたファーストフードのサルサバーガーを思い出すと苦い顔になる。

「心当たりがあるようだな?」
「………まあな」

手を振り合い、帰宅する。
甘いものを食べたからか、空腹はさほどなかった。
両親の勧めをスルーし、ベッドへ。
彼女と過ごすと、何だか懐かしさを感じる。


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