過去ログ - バーコードバトラー
1- 20
8: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:29:31.18 ID:V2I0Qyiz0
名刺交換。

それは単なる社交辞令ではなく、戦いの前における神聖な儀式とされている。

古くは戦国時代、武将が戦場で互いに名乗りを上げた事が由来とされており、
以下略



9: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:30:37.37 ID:V2I0Qyiz0
そして現代においてビジネスとは戦いであり、戦いもまたビジネスである。

王者、山田を例にしよう。

彼は丸々製薬の宣伝部長としてリングに立っている。
以下略



10: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:31:39.84 ID:V2I0Qyiz0
時に、皆さんは『バーコードバトラー』をご存じだろうか?

199X年、EP社から発売された小さな遊戯機械である。

簡単に説明するなら、
以下略



11: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:32:30.89 ID:V2I0Qyiz0
そして、時は20XX年。

EP社は、ついに究極のバーコードバトラーを世に送り出した。

『データを読み取らせて、その情報からキャラクターを生成して戦う』
以下略



12: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:33:30.90 ID:V2I0Qyiz0
どうしてこうなった。

一説によれば、ノイローゼになったEP社の商品開発者が

半ばヤケッパチで企画を通したのが発端とされるが定かではない。
以下略



13: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:34:23.90 ID:V2I0Qyiz0
名刺交換も終わり、王者と挑戦者の両名は、お互いのコーナーへと踵を返す。

レフリーの合図と同時に、両名は腕に取り付けた小さな機械を自らの頭頂に押し当てた。


以下略



14: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:35:04.12 ID:V2I0Qyiz0
先に動きがあったのは挑戦者だった。

彼の右隣に光の渦が発生し、その渦はだんだん太く、だんだん長く、

グルグルと円を描くようにその存在を増していった。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/06/08(日) 13:35:44.00 ID:9oY5eE9AO
予想通りと予想外が混在していて面白い。
期待


16: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:35:52.63 ID:V2I0Qyiz0
「さあ、まずはこの挑戦者の毛神をどう見ますか? 解説の久保さん」

「はい。まず彼はですね、一見すると七三分けに見えますが、

 実は頭のてっぺんがハゲているんですね。
以下略



17: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:36:51.20 ID:V2I0Qyiz0
さて、遅れて動きがあったのは王者の方。

彼の右側には、バリバリと音を鳴らしながら稲妻の柱が落ち始める。

稲妻は次第に数を増し、会場全体が光に包まれたと思った次の瞬間には
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/06/08(日) 13:37:56.30 ID:UktBCt4Q0
デシケィドの顔読み取らせてみようぜww


23Res/13.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice