20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/09(月) 18:52:19.14 ID:bRcDXs440
希「(なんつうか凄いなぁ。もうほとんど高層ビルやん)」
「(真姫ちゃん成功したんやなぁ……)」
「(……それより今は906号室)」
「(なんかロボットっぽいのが受付したりしとるけど、お見舞いとかの文化は変わっとらんやろ)」
「(このままさり気なく……)」
「あ、ちょっとそこのあなた」
希「あ、はい。なんですか?」
「(しもうたぁ……。このナースさんは人間……やろか?)」
「(とにかくごまかしを)」
「病室の方にご用かしら?」
希「あの……祖母のお見舞いに」
「そう、じゃあ受付でIDチェックしてもらっていいかしら?」
希「あ、IDですね……えっと、あ、あぁ〜……忘れたかもしれません」
「忘れる? えっ、IDって忘れたりできるの……えっと、取り敢えず受付に」
希「あぁその、えっと、うぅ……」
「(な、なんか明らかにマズい展開やんかぁ〜!)」
「(このままやと大事になってしまいそうや、だ、誰か……)」
「ん……ちょっとあなた、その子をどうするの?」
「あ、院長先生、お見舞いだそうなので、とりあえずIDを――」
「あぁその子ね。私の友達の子なのよ。ごめんなさい。チェックも済ませてるわ」
「そうなんですか?? それは失礼しました」
「いいのよ。むしろきちんと伝えてなくて申し訳なかったわ。じゃあちょうど休憩時間だし、連れて行くことにしようかしら。希ちゃん、こっちにおいで」
希「は、はい!」
「(これまた凄いべっぴんさんやなぁ。すらっとしてて、けど若作りしてるっちゅうわけやなく、本当に綺麗に年を重ねた感じ)」
「(………)」
「(院長先生かぁ……)」
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