過去ログ - もしもあの時綾波レイの怪我が本編より少しだけ軽かったら
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293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/08/10(日) 03:29:16.54 ID:tSFhMuIc0
==== ある夜 ====

   自室の机に向かっていたシンジ

   ふと鉛筆が止まる

シンジ「……」

   窓外に視線を彷徨わせるシンジ

   夜の街を淡く照らし出す月明かり

==== リビング ====

   前髪にカーラーを巻いて雑誌を読んでいるユイ

   戸口を行き過ぎるシンジ

ユイ「あら? シンジ、どこへ行くの?」

   靴を履きながら   

シンジ「ううん……ちょっと外の空気、吸ってくる」

ユイ「……シンジ?」

ギィ……ガチャン……

   :
   :

==== とある川岸の護岸 ====

   走ってくるシンジ

シンジ「……」ハァ…ハァ…

   手を膝について息を切らしている

   地面に滴るしずく

シンジ「……」ハァ…ハァ…

   上体を起こし、階段護岸に向かって降りるシンジ

シンジ「……」ハァ…ハァ…

   夜空を見上げる

   街の明かりにかき消されがちな星々

シンジ(この世界が造り直されたこと……)

   頬を零れ落ちる涙

シンジ(覚えているのは……結局、僕一人なのか……)




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