10:1[saga]
2014/06/15(日) 18:13:52.02 ID:JJ+uJ6bP0
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帰宅してすぐ、私を降ろすと新堂はそのまま別の方向へと車を走らせて行った。
おそらく伝があるのだろう、良い品を持ち帰って来るに違いない。
夕食もそこそこに、自分の部屋でくつろいでいた時。
コンコンコンコンと四回ノックする音が転がってきた。
伊織「……新堂でしょ? 入って」
新堂「失礼致します。 伊織お嬢様、先ほどお話された件についてなのですが」
伊織「えぇ、良いのはあったんでしょうね?」
新堂「伊織お嬢様のお好みに沿うかまでは……。 明日の早朝までにはご用意出来そうです」
伊織「それなら良かった。 お父様のスケジュールはどうなってるのかしら」
新堂「正午からフランスに」
伊織「じゃあ全然間に合うわね。 一応モーニングコールをお願いするわ」
親指と小指を立てて耳に当てるジェスチャーをする。
それを見て新堂は朗らかに笑った。
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