13:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:14:50.77 ID:sD8bKFfh0
あの日から三年後、ウクライナ某所、
京太郎「優希、今日から出張だからな」
京太郎「子供達にいい子にしておくように言っといてくれ」
14:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:15:45.19 ID:sD8bKFfh0
塞翁が馬の例えのように、なにが人生における転機かというものは、その時に
ならなければ分からないのが人間の人生の一番の醍醐味なんだろう。
朝と昼は学校、放課後は部活、そして夜は自由。
15:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:16:36.44 ID:sD8bKFfh0
三年前、日本某所
京太郎「クッソなんだこれ……全然外れねえ……!!」
その日のことはよく覚えている。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/06/16(月) 00:17:07.65 ID:UF6t5MbW0
許可取らないと荒れる
17:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:17:35.43 ID:sD8bKFfh0
今にしてみれば、それはきっと和が想い人である宮永咲を
手に入れる為の重要な作戦の分水嶺だったんだろう。
和の唇が俺の唇に触れた時は幸せのあまり人間は気絶する。
18:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:18:30.07 ID:sD8bKFfh0
男A『いやぁ……今日暑いよね』
男B『うん、すっごく暑い』
男A『こういうときは海で泳ぎたくなるよね』
19:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:20:41.69 ID:sD8bKFfh0
同性愛者の二人組の男に俺は犯されかけた。
気が狂いそうだった。
世界中の全てが崩れ落ちていきそうだった。
20:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:22:28.14 ID:sD8bKFfh0
俺の人間としての何もかもが全て終わった後、俺達は日本政府の手引きにより、
国外追放の名目でアジアから遠く離れた東欧の日本人学校に転校させられた。
そこで数年後、俺と優希は形ばかりの結婚式を挙げ、子供を設けた。
21:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:24:52.05 ID:sD8bKFfh0
しかし、俺は何もかもが不満だった。
日本を狂わせた松実玄とIPS細胞の存在。そして俺と優希を玩び、その人生まで
狂わせた原村和。
22:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:26:56.51 ID:sD8bKFfh0
スマートブレイン社。
いまや世界の全てにおける最先端を驀進し続ける日本の急成長に
歯止めを掛けるべく、世界各国からの多国籍企業が作り上げた秘密結社。
23:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:28:17.21 ID:sD8bKFfh0
そして今日、俺はキエフ郊外にあるスマートブレインのヨーロッパ分社から
最後のベルトであるファイズギアを受け取り、この三ヶ月の間に全てを終わらせる
任務に着く。
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