過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「その3ですね!」【永水】
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983: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/12(金) 22:59:09.27 ID:AzgQZOoUo

京子「(俺はもうここにいても邪魔者だな)」

京子「(一応、エルダー候補として敗北した事になってる訳だし、大人しく舞台袖に戻るとするか)」スタスタ

京子「…………ふぅ」

明星「…お疲れ様でした。大活躍だったですね?」クスッ

京子「もう…からかわないで頂戴」

京子「正直、こうやって舞台袖に引いた今だって心臓バックバクなんだから」

明星「その割にはノリノリだった気がしますけどね」

明星「京子さんは詐欺師としてもやっていけるんじゃないでしょうか?」ジトー

京子「詐欺師って…人聞きの悪い事言わないでよ」

明星「ですが、さっきのだってわざと誤解させるような言い回しばっかりじゃないですか」

明星「一見、棄権していないような事を言いながら実際は会長の事を信任していますし」

そう。
俺はとっくの昔にこのエルダー選挙を降りている。
いや、俺だけじゃなく明星ちゃんも同様だ。
二人共、依子さんを信任し、その得票全てを彼女へと渡している。
エルダー選挙では公平の為、投票結果の開示はされないが、もし開示された場合、依子さんの得票率は100%になっているはずだ。

京子「あら、私は一度も信任してないなんて言ってないわよ?」

京子「頑張ろうと思ったのも本当の事。ただし、努力は殆どしていなかったけれど」

明星「完全に詐欺師の論理ですよね」ジトー

京子「ただ必死だっただけよ。出来れば二度としたくないわ…」フゥ

京子「まぁ、こんな機会、もう二度と来ないでしょうけれど」

こうしてエルダー選挙に巻き込まれこそしたが、俺は永水女子に入学してからまだ一ヶ月ちょっとの新入生なのだ。
それがこうして依子さんの勝利という形で終わった今、俺は平穏な生活に戻れるだろう。
少なくともあんな風に人前で演説するような機会なんて二度と来ないはずだ。
決して人にバレてはいけない秘密を抱えている以上、俺に相応しいのは植物のように平穏な日々なのだから。



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