過去ログ - 勇者「勝ちフラグを立てなければ死ぬぞッ!!」
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◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 23:51:01.26 ID:wrgcWQ+QO
勇者「……あれじゃないか?」
勇者一行は山頂に近付き、なだらかな斜面になっている山の一角に居た。
戦士「そ、そうだね勇者。討伐隊の報告でも、奴らは殆どテント生活で移動してるけど何個か拠点を持っているみたいって報告があったわ……うん」
魔導師「多分、あれ」
勇者一行の視線の先には、一軒の家が在った。
かなり大きく、畳に換算すると100畳弱ほどの一階立て木造建築である。
賢者「煙突からも煙が……割合は分かりませんが、少なくとも人は居るようですね」
勇者「あぁ……」
戦士「ど、どうしたの? 勇者?」
魔導師「いや、どうした戦士さん」
勇者「いや……少しだけ気掛かりがあって……まぁ、多分杞憂だよ」
賢者「緊張しているのですか? 大丈夫ですよ、私達は仮にも魔王討伐に選出された身……」
賢者「盗賊の一〇や五〇に遅れは取らないでしょう」チャキッ
賢者は巨大な鎌を手元に召還し、微笑む。
勇者「慢心はマジでヤバいからやめてくれ。魔導師、大丈夫そうか?」
魔導師「うん、立ちかけたけど、まだ大丈夫」
勇者「ふぅ……賢者、いや、戦士も。僕達は確かに選ばれし戦士かもしれない」
勇者「けど、一人の人間だ。一人の人間を複数の人間が倒せない訳はない。気を引き締めて掛かろう」
賢者「も、申し訳ありません。頑張りましょう」フォンフォンフォンッ
戦士「それも、フラグ? ま、まぁ、確かに盗賊団を日の昇っているうちに見付けられたし」
戦士「ひとまずは信じるわ。べ、べつにそういう約束だったから信じるだけだから!!」
魔導師「おや……フラグの様子が?」
勇者「ハハハ……よし」
勇者「作戦通りに行こう」
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