過去ログ - 勇者「勝ちフラグを立てなければ死ぬぞッ!!」
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◆Dat43Xqcbk
2014/06/19(木) 00:38:35.88 ID:rt9uMqIRO
猫耳盗賊団、拠点ハウス内。
ハウス内は、玄関扉を抜けるとすぐに大部屋、リビングがある。その奥にはまた扉があり、小部屋が幾つかあるという間取りになっていた。
リビングには丸机に椅子、少し古びたソファーに長机が数台ある。その上には酒類やツマミが並んでいた。
猫耳A「んでよぉ! 最後にあいつ等どうしたと思う!? 鍬持って殴りかかって来やがった!!」ギャハハハ
猫耳B「勿論、尻穴もう一つこさえてやったんだろ?」プププ
猫耳C「いんや、女房をよくもぉぉとか言ってたからよ、可哀想だったから」
昼間から酒を煽り、下世話な話に花を咲かせる。
リビングには少なくとも三〇人は居る。
猫耳C「親切な俺は体二つにしてやって、仲良くネンネさせてやったよ」
その光景を思い浮かべて、ドッと笑いが起こる。
猫耳B「お前らだけずりー! 俺なんて普通に酒と食糧貰っただけだぜ!」
十人十色、様々な話題がリビングを飛び交う。
猫耳Y「何か臭わないか?」クンクン
猫耳DD「ん……誰か魚でも焦がしやがったか? 焦げ臭ぇぞ!!」
最初に一人。次第に次々と。周囲に漂う酒気の中に混ざる、何かが焦げた臭い。
猫耳達の一部がどよめきだした頃合いに、
<火事ダーッ!! キッチンが燃えてるぞおおお!!
<皆さん逃げて下さあああい!!
猫耳A「火事だと!?」
猫耳B「本当だ!! 奥から煙が来てやがる!! 逃げろぉおお!!」ウワアアアア
リビングから奥に繋がる廊下から黒々とした煙が立ち込めてくる。
木々を食らう炎もだ。
誰も、避難を促す声が外から聞こえたなんて、考えない。
そして、猫耳Cが慌てて玄関扉へ。
猫耳C「おい、退けノロマが!! 早く逃げんだよ!!」ガチャッ
猫耳C「」ドスッ
真っ先に扉を開いた猫耳Cの頭が、鮮血を撒き散らして辺りに四散した。
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