過去ログ - 勇者「勝ちフラグを立てなければ死ぬぞッ!!」
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37: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/19(木) 00:41:15.88 ID:rt9uMqIRO

猫耳VV「やべぇ!! 王国の奴らだ!! お頭に連絡だ!!」

猫耳W「おい、窓から出ろ!! 糞!! 見張り組は何やってんだ!? 急げ! 崩れるぞ!!」
 
 痩せ気味の猫耳の一声で、猫耳達は玄関を諦め、蜘蛛の子を散らすように窓へ。

 無理矢理に飛び込んで、ガラスを突き破って外へ逃れる。

 しかし、ガラスの破片で身を切り刻んだ猫耳達は阿鼻叫喚の体で地面を転がる。

勇者「上手くいってるみたいだね」ザシュッザシュッ!!

魔導師「勝利フラグは、まだだけど」

 戦士達から見て右側の窓を選んだ者は、奥から歩いてきた勇者の刀の餌食となる。

 転がっている者、負傷して武器をすぐに構えられない者、窓枠に足を掛けた者。

 ついでに、着地したばかりの者を、勇者は刀で斬りつける。

 大概の者は致命傷ではないものの、再起不能。立ち上がれずにうずくまるしかない。

戦士「勇者……!! 無事で何よりだ」ビンッ

賢者「魔導師ちゃんも、お疲れ様ぁ」

魔導師「ちゃん……?」

勇者「あぁ、作戦通りに動けると信じてたよ」ズバッ

 勇者、魔導師、戦士、賢者。四人が無傷の状態で盗賊団ハウス前に集まる。

 同時に、盗賊団ハウスは屋根が倒壊し、大きな音を立てて崩れた。

猫耳J「て、てめぇ等!! 良くも無茶苦茶してくれやがったな!!」チャキッ

猫耳K「ぶ、ぶっ[ピーーー]!!」チャキッ

 勇者が歩いてきた逆側から這いだしてきた猫耳達は、勇者達を見て激昂。

「ふざけやがって!!」「生きて帰れると思うなよ!!」「男は腑引きずり出して烏の餌にしてやるぁ!!」「女は達磨にして死ぬまで遊んでやっからなぁ」

 猫耳達は口々に勇者達を罵り、手に剣や斧、ボウガンなどを構える。

 数は、一〇と八。

 大多数が勇者達の策に落ちたが、まだ勇者達の劣勢は変わらない。

猫耳B「お頭はどこだ!? まだ奥は崩れていねぇ! 誰か呼んでこい!!」

勇者「あぁ、大丈夫だよ。呼ぶ必要は無い」

 猫耳Bの言葉に勇者は手をひらひらと振り、魔導師からカーテンか何かを千切って上から何かを包んだような物を受け取る。

勇者「ほら」ポイッ

 勇者はそれを左右に広がる猫耳達の、ちょうど真ん中あたりへ投げる。

 ーーごろん。

 >>39

 何がくるまれていた?

1、首2つ
2、首1つ
3、宝石類
4、太い木の枝


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