過去ログ - 女「それでも、だよ」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/17(火) 01:25:03.54 ID:RF4XLZSHO

「あいつ、売りやってるらしいな」

「頼めばヤラしてくれたりして」

「金なきゃ無理なんじゃね?」

「顔も身体も最高なビッチか。へへっ、たまんねーな」


女「……」スタスタ


これは、私を気に入らない人達が流した噂。

私は人付き合いが苦手だ。うわべだけの関係なんて嫌だ。

器用だとか不器用だとか。

多分、そういうんじゃなくて、私はそういう風に出来てない。



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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:27:38.39 ID:RF4XLZSHO

きっと疲れてしまう。

少なくとも、このクラスの女子みたいには出来ない。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:29:34.42 ID:RF4XLZSHO

『見た目が良いからって調子に乗んな』とか、先輩には『生意気』だとか色々言われた。

それからだ。

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:30:33.91 ID:RF4XLZSHO

女「放課後に校舎裏の花壇に水やりする奴なんて、初めて見た」

男「あ、えーっと……」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:31:35.69 ID:RF4XLZSHO

女「私の噂、知ってるんだ」

男「知ってるけど、そんな風には見えないね。なんか、寂しそうだし」

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:33:14.04 ID:RF4XLZSHO

男「うん。キモい、根暗、ぼっちだとか、ただ『それだけ』」

男「あんなのは、ただの言葉。誰かを見下したいだけなんだ」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:33:59.44 ID:RF4XLZSHO

【女の自宅】


女「ただの言葉、か」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:34:39.80 ID:RF4XLZSHO

見ず知らずの男に身体を売って、お金を貰う私を知っている。

勿論、そんなことはしてない。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:35:48.80 ID:RF4XLZSHO

若干目つき悪いし、性格もきつめに見られてるのも知ってる。

でも、そんなに気は強くない。寧ろ打たれ弱い。

以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:36:20.11 ID:RF4XLZSHO





以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:36:55.61 ID:RF4XLZSHO


翌日 放課後


以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:38:15.58 ID:RF4XLZSHO

男「見た目と違うんだなと思って、ちょっと面白かった」

女「え、微笑んですらないけど」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:39:39.47 ID:RF4XLZSHO

男「本当に手伝ってくれてるし、邪魔じゃないけど、何で急に」

女「根も葉もない噂立てられて、色々言われて、だけど何も言えなくて」

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:41:06.04 ID:RF4XLZSHO

男「僕がからかわれたり、馬鹿にされたりしてるから?」

女「っ…それは」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/17(火) 01:42:21.59 ID:RF4XLZSHO


男「でもね、誰も助けてくれなかったよ」

女「!!」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:43:32.74 ID:RF4XLZSHO

男「挙げ句、僕等を親戚に預けてどこかに行った」

男「引き取ってくれたのは、実父の両親だった。今は幸せだよ」

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:49:36.02 ID:RF4XLZSHO

女「……帰る」

男「そっか、さよなら」

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 01:50:37.22 ID:RF4XLZSHO
ここまで。多分短い。


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/17(火) 02:10:27.96 ID:GvsNO1pAO
おつ


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 12:12:08.12 ID:RxR1ArUgO

【女の自宅】

女「……最低だ」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 12:13:58.39 ID:RxR1ArUgO

私は男の話しを聞いた時、『可哀想』だと思った。

自分のことなんて全部忘れて、男が語った不幸に聞き入っていた。

以下略



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