過去ログ - 妹「ねえねえお兄ちゃん」男「どうした何か用か?」妹「本屋行こ?」
1- 20
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/18(水) 01:35:19.85 ID:elG1q6ww0
銀髪「なんの明かりも無い真っ暗な夜、家の中だってせいぜい蝋燭や行燈程度の心許ない明かりだけだ」

男「……ああ、そっかなるほど」

銀髪「ここまで言ったらもうわかるだろ?」

男「外から覗くストーカーの顔がその小さな光に照らされて、顔だけ浮いてるように見えるってことか」

銀髪「そういうこと、さっき私がやったみたいにな」

男「それがその二つの妖怪にまつわる理解し難い現象ってことか」

銀髪「おう。『ろくろ首』も『飛頭蛮』もそういった噂に尾ひれが付いて形を成したものってこったな」

男「そういやろくろっ首って夜中に好きな人の寝てる所へ行く妖怪だってどっかで見たな。そこら辺の設定もストーカー由来なのかね」

銀髪「信憑性はあるんじゃねえか。私は興味ねえけど」

男「……」

銀髪「『首を長くして待つ』って言葉もあながちただの比喩じゃないってことだな」

男「……でもさ、それだとおかしくないか?」

銀髪「何がよ」

男「銀髪の説明だと今起きてる超アナル全力爽快舐め野郎の事件が全部説明付いちまうじゃないか」

男「それじゃ怪異や妖怪絡みの事件ってのを全否定することになるだろ」

銀髪「……ま、当時は理解し難い現象を妖怪という形にして畏れ敬ったのかも知れんが、その逆もまた然りってことだ」

男「……?」

銀髪「全てを理屈で片付けられちまう今の時代は、妖怪どもにとっちゃ都合の良い隠れ蓑なのかもな」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
156Res/141.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice