17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/17(火) 23:14:03.41 ID:bpx7at7DO
「もう一人の女の子に声かけて聞こうと思ったんだけど、
人が多くて右往左往しているうちに見失っちゃって。
それでもうひたすらに渋谷の街を大激走。
君みたいな女の子が好きそうなショップとかを、走り回って確認しては走るを繰り返してたよ」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/17(火) 23:14:59.86 ID:bpx7at7DO
でも次の言葉はもう聞き飽きている。アイドルにならないか、だ。
この街や他の街でも、スカウトに来る人はみんなそう。
私はそんなものに興味ない。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/17(火) 23:16:10.05 ID:bpx7at7DO
「歩く道はいくらでもある。選び放題だ。
でも歩ける道はいつも自分が選んだ目の前の道だけ。
俺は君に一つ、今とは違う道があることを提示する」
「…違う道」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/17(火) 23:17:23.09 ID:bpx7at7DO
「でも渋谷さんを綺麗に着飾らせたり、舞台を用意したり、そんな魔法はかけてあげられる。
そんなものが無くても輝けるようなアイドルになれるかは、渋谷さん次第だけど」
きっと夕日のせいだ。私の灰色の世界の中で、
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/17(火) 23:18:51.66 ID:bpx7at7DO
そう言って、ズボンのポケットから数時間ぶりに出されたであろう名刺入れを取り出し、
その中身を手渡された。比喩でもなんでもなく名刺から熱さが伝わった。
この熱さは、私に対して向けられたと言っても過言ではないのかなと、
そんなことを思って少し可笑しくなった。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/17(火) 23:19:38.36 ID:bpx7at7DO
「…誰が私をプロデュースしてくれるの?」
「ん?勿論俺だ。スカウト兼プロデューサーだからな」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/17(火) 23:22:46.47 ID:bpx7at7DO
短いけどしぶりんシンデレラガール記念。
おやすーん。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/17(火) 23:27:04.01 ID:5+hiTfuW0
乙!
面白かったよ!
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/17(火) 23:42:12.83 ID:meSZpyuPO
こっからだと思わなくもないがいい雰囲気だった
乙
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