101:1[sage]
2014/09/04(木) 23:53:43.18 ID:wVYhY2i90
少年「あー…な、なんでもない!」
姉「う、うん!」
艦娘(おばあちゃん空気読んでー!!!)
ばあちゃん「孫の嫁に来るなら妹の方がええねぇ。畑仕事巧い聞いてるよ」
艦娘「あははは…」
姉「わ、私は不器用だから…」
艦娘(この時何を話していたのか、それを知るのは数日後。お姉ちゃんが学校の卒業式を迎える時だった)
数日後
父「か、か、か、艦娘になるだってぇぇぇぇぇ!!!」
艦娘(あまりにも藪から棒な発言に、小さな家は揺れに揺れた)
姉「うん」
母「な、なんという事なの!? いったい突然どうして!?」
艦娘「………」
姉「うん。決めた事だから」
艦娘「あのおにーちゃんの事、どうするの? いつものお店のお孫さん」
艦娘「私、知ってるよ。お姉ちゃんが気にしてること」
姉「…違うの」
姉「二人で、海軍に入るって決めた事なの」
艦娘(母親は泡を吹いて卒倒し、父親は慌てて店にすっ飛んでいった。そしておばあちゃんも腰を抜かした)
ばあちゃん「な、なんじゃってー!!! それいったいどういう――――」
少年「うん、二人で海軍に入るって決めた」
ばあちゃん「忘れたんかい! 爺さんも、お前の父さんも母親も、軍人として深海棲艦と戦って死んだんじゃ!」
少年「忘れてない。だからだよ。俺に何が出来るかって聞かれたら、これぐらいしか出来ない」
ばあちゃん「うーん」バタッ
父「ああっ! おばあさんしっかり!」
父「と、とにかくそれに娘を巻き込むのは…」
姉「違うのお父さん。これは私の意志だよ。私は私として、戦いたいの」
父「だ、だいいち泳ぎだって艦娘の方が巧いし…」
姉「いや、艦娘になれば水上移動だからあんま関係ないって」
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