123:1[sage]
2014/11/03(月) 22:17:23.58 ID:aepsw8cs0
艦娘(告げられる状況はよく解らない。だが、震えていた私たちの耳に、通信が届いた)
???『ピースウォーカー号、聞こえますか?』
船長「…救援か!」
Z3『こちらは多国籍軍アフリカ連合艦隊に派遣中、ドイツ海軍の艦娘、駆逐艦マックス・シュルツ』
Z3『本艦だけでなく、アメリカ海軍、イギリス海軍の艦娘もそちらに向かっている。諦めないで』
船長「本船の現在位置はここだ! 急いでくれ!」
Z3『全速で向かう。アメリカ艦隊が近い。急がせる』
艦娘(海の方に視線を向けると、遠くの方に海を走る人影がいた)
艦娘「走ってる! 海を!」
艦娘(それが初めて見た艦娘の姿)
米艦娘A「標的はっけーん! 米帝プレイの恐ろしさを教えてあげる! 喰らえ、愛と憎しみの…」
米艦娘B「5インチれんそーほー、発射」
艦娘(強烈な砲撃。だが、それが合図のようだった)
米艦娘A「クソ、増援だ!」
艦娘(数隻だった深海棲艦は数を増やして十数ほどにもなっていた。その攻撃は、こちらにも届く)
医師「ひいっ!」
船長「増援はまだか!」
機関長『右スクリューに魚雷直撃! プロペラが全部折れました!』
船長「取り舵いっぱい! バランスを保て!」
航海士『船倉に浸水が始まりました! 防水区画でまだ防げるレベルです!』
船長「どうにか持たせろ!」
艦娘(ひしひしと、絶望的な状況に傾くのが解っていた。なにせ敵は海中から襲ってくるのだ)
米艦娘A「ぐへぇっ!」
米艦娘B「っ! まずい…」
甲板員「おい! 艤装から火を噴いてるぞ!」
航海士「ボートを下ろせ! 救助しろ! 自衛用の銃を使え! 少しはましだ!」
医師「人手が足りないわ。私たちもロープを引っ張りましょう」
艦娘(ロープを使って被弾した艦娘たちを救助する。だが、その間無防備な船目掛けて深海棲艦は一気に迫った)
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