46:1[sage]
2014/06/20(金) 00:13:24.10 ID:u/VSH0sC0
鎮守府 食堂
若葉「――――と、いうわけなんだ」
陽炎「ねぇ、ちょっといい?」
若葉「なんだ?」
陽炎「たしか私達、百物語をやってるのよね?」
若葉「ああ」
陽炎「百物語の趣旨、わかってる?」
如月「それでなんで若葉ちゃんの昔話聞かされたのかしら…?」
電「で、でも怖い話ではないのです。とてもいい話だったのです」
暁「い、痛い話ではあったけど…指が…指が…」
深雪「でも確かに若葉ってアクション映画とかやたら詳しかったよな」
長月「今度トレーニングについて聞かせてくれ」
若葉「了解した」
陽炎「いや、だから百物語…」
電「つ、次の話はもう聞きたくないのです! 一度怖くない話を聞いてしまうと怖いのはいやなのです!」
暁「ふ、ふん! あ、暁はレディだから怪談なんて怖くもなんともないのよ!」
若葉(まあ、でも艦娘になって解ったことや、得たものはたくさんある)
曙「で、次は誰が話すのよ?」
電「だから嫌なのです!」
若葉「電」
電「へ?」
若葉「たとえお化けが出ても構わないさ。私が守ろう」
巻雲「次は巻雲が話す番です! 鎮守府の裏の…」
電「ひいっ!」
若葉(あの時は、ただ戦う事だけが目的になっていた。今は違う)
若葉(守る為の戦い。そう、守る為の戦いなのだ。人々だけじゃない。提督も、仲間も)
若葉(出来る限りの力を持って、全てを守ろう。折れない心を掲げて)
若葉(それが、艦娘としての強さだ―――――)
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