67:1[sage]
2014/07/06(日) 21:53:22.13 ID:nuIy2SP40
艦娘「お願い!」土下座
艦娘「私は、◎◎高校に行きたい! 頑張るから、どうあっても頑張るし、絶対に成績落としたりしないで、家の事も頑張って何とかするから!」
父「だから遠い学校行っちまったら、家の事なんてできねぇだろ。いいか、まだあんなに」
68:1[sage]
2014/07/06(日) 21:55:21.58 ID:nuIy2SP40
艦娘(そしてその体育の日に、悲劇は起こった)
体育教師「えー、今日の体育は校外に出てマラソンでス★」
生徒's「「「「「えぇー!」」」」」
69:1[sage]
2014/07/06(日) 21:57:27.70 ID:nuIy2SP40
艦娘(お医者さんが両親に激怒した。とても十代の子供にさせる生活じゃない、と)
艦娘(絶対安静が言い渡された。だけど私は、心の中で頭を抱えていた)
艦娘(入院の費用。遅れる授業。足りない出席日数)
70:1[sage]
2014/07/06(日) 21:59:21.78 ID:nuIy2SP40
鳳翔「艦娘に似ていますね」
艦娘「…え?」
鳳翔「私は長く艦娘をやってるんですけど…私よりも若い子達が、色々な理由で艦娘をやめていきます。でも」
71:1[sage]
2014/07/06(日) 22:01:58.67 ID:nuIy2SP40
鎮守府 食堂
伊58「もうオリョクルはいやでち。血を吐きそうでち」
天龍「ほう。配属されてからガキ共のお守りと遠征しかしてない俺に一言」
72:1[sage]
2014/07/06(日) 22:06:12.84 ID:nuIy2SP40
5話目投下。
大鯨って、なんか大家族のお姉ちゃんみたいな感じで母性溢れてるよね
73:1[sage]
2014/07/06(日) 22:12:00.12 ID:nuIy2SP40
艦娘(私の始まりの記憶は、沈んだ船の姿)
艦娘(幼い私は救命ボートに乗って漂っていて、父の姿も母の姿も無い、海の暗闇の中での孤独)
艦娘(その当時はよく解っていなかっただろう。だが、私の乗っていた船は深海棲艦に沈められた、という事は今、はっきりと解る)
74:1[sage]
2014/07/06(日) 22:14:22.54 ID:nuIy2SP40
艦娘(一人では生きていけない事は解ってて、それでもどこでも疎外されて)
艦娘(いつしか、私は…)
艦娘(疲れ果てた私は、人気の少ない場所へとやってきて。そこで、眠りに就いた)
75:1[sage]
2014/07/06(日) 22:16:22.70 ID:nuIy2SP40
船長『緊急です』
父『どうしたんだ?』
船長『たった今、通信士が受電したものです。艦娘が数隻ほど、燃料が不足して戻れないかも知れないと鎮守府とやり取りしていた…のを偶然傍受したと』
76:1[sage]
2014/07/06(日) 22:19:38.06 ID:nuIy2SP40
艦娘(それは単なる自慢のしあいのようなもの。だけど、不思議とお互いに約束のようなものだと感じていた)
艦娘(絶対に、果たさなくては、いけない約束)
先代高翌雄『こら満潮はいつまで喧嘩してるの。あの、燃料ありがとうございました』
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