過去ログ - 宿屋「魔王城の近くに休憩所作ったった」
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1: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:08:08.99 ID:xRD8RazP0
チュンチュン

旅人「う、う〜ん…?」

僧侶「お目覚めですか…」

旅人「こ、ここは…途中で立ち寄った休憩所…?確か私は、魔王城へ乗り込んで…」

僧侶「貴方は魔王城で倒れられたのです。そこで運よく、同じく魔王城へ乗り込んでいた方がここへ運んで下さったのですよ…」

旅人「そうだったんですか…!そ、それでその方はどちらへ!?」

僧侶「貴方の所持金を半分懐に入れた後は、魔王城へ足を踏み入れておりません…。貴方も体験したでしょう…あそこは、未熟な人間が立ち入る場所ではありません」

旅人「…」


>ここは、魔王城近くの休憩所。今日もまた、勇者を目指す者がそこを訪れる。そんな者たちに一時の癒しを提供する為、24時間営業中。


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2: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:10:05.47 ID:xRD8RazP0
メモ帳に最後まで書き溜めたので一気に投下します。
予定では40レスちょっと?


3: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:10:36.81 ID:xRD8RazP0
宿屋「ヒャッホッホ〜イ、臨時ボーナスゲェェ〜ット!」

居候「浮かれてんなぁ、宿屋の野郎」

商人「大仕事と大量収入、宿屋の好きなものが同時に舞い込んできたからねェ」
以下略



4: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:11:22.41 ID:xRD8RazP0
魔王「魔王城近くが平和でたまるかぁァ――ッ!」ガシャーン

僧侶「あらいらっしゃい」

居候「よぉ魔王、今日も元気そうだな」
以下略



5: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:11:52.80 ID:xRD8RazP0
僧侶「朝イチの運動は体に良いことですねぇ…」茶ズズズ

商人「客寄せパンダか…作ろうかな、魔王の観光グッズ」

居候「魔王が余計怒るだけだって」
以下略



6: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:12:29.97 ID:xRD8RazP0
僧侶「今日も魔王さん元気一杯でしたねぇ」←ちなみにこいつもレベルカンスト

宿屋「魔王め腕を上げおったな、こりゃその内世界征服されるかもしれんな、あっはっは」

居候「おいおい冗談はやめてくれよ、あいつそんなに悪い奴じゃないよ」
以下略



7: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:12:59.92 ID:xRD8RazP0
魔王城

居候「こんちゃーす、魔王。客から一杯お菓子貰ったから一緒に食おうぜ〜」

魔王「おい魔物、何ですんなり通したんだよ…」
以下略



8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/06/18(水) 17:13:30.51 ID:xRD8RazP0



魔王「まーた昨晩も邪魔しやがったなァ、いい加減にしろーッ!」

以下略



9: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:14:00.24 ID:xRD8RazP0



騎士A「フゥ…話には聞いていましたが、こんな所にこんな休憩所があるとはな」

以下略



10: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:14:29.28 ID:xRD8RazP0
魔王城

居候「何か豪勢な騎士集団が来たから、俺は遊びに行ってろだとよ。ちぇー、どうせ礼儀のなってねーガキですよーだ」

魔王「それで当たり前のように魔王城へ来るな…。まぁ、確かにお前からは品が感じられん。あのバカ(宿屋)に育てられたから仕方ないかもしれんが…」
以下略



11: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:15:00.52 ID:xRD8RazP0
居候「ただいまー。あ、豪勢なお客さん達帰ったんだな」

僧侶「え、えぇ…」

居候「…あれ、宿屋どこ行った?」
以下略



12: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:15:34.46 ID:xRD8RazP0
>翌日、城――

王「久しいな――まさか魔王城の傍で商売をしているなど、思いもよらなかったぞ」

宿屋「…」
以下略



13: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:16:01.24 ID:xRD8RazP0




居候「ベッドメイクに掃除、調理の下ごしらえ…くそぅ宿屋がいないせいで、なかなか遊びにも行けねー」
以下略



14: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:16:36.70 ID:xRD8RazP0
宿屋「魔王がお前に世代交代してから魔物の影響は変わったが、それも魔王の気まぐれだと思われている――そもそも「一般の人間」達は、ここ10年の間に魔王の世代交代があったのは知らないんだよ」

宿屋「先代、お前の親父は魔物を使って人間の街を制圧したり殺したり、容赦なかった。」

宿屋「しかし――お前の代になってから強い魔物は魔王城に配置されるようになり、冒険者がなかなかレベルを上げられない事態が発生したわけだ」
以下略



15: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:17:05.52 ID:xRD8RazP0
居候「おいテメェ…何やってやがるんだ!?」

居候(冗談じゃないことくらいわかる…!魔王は怪我してるし…それに宿屋の野郎、魔王に襲いかかろうとしていた――今まで、見たことないような顔をして!)

宿屋「チッ」
以下略



16: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:17:39.37 ID:xRD8RazP0
魔王(10年前、魔王だった父上は勇者に討たれた――しかし息子である俺の存在を知らなかったのか、その後勇者は魔王城から立ち去った)

魔王(その勇者が――あんな間近な場所に休憩所を構えていただと……!?俺もまだ即位していない、わずかな「魔王不在の期間」に!)

魔王(では…何故こいつは今まで、俺を――)
以下略



17: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:18:14.82 ID:xRD8RazP0
魔王「な、何でだ…お前――」

魔王(俺が本気を出した瞬間――こいつ、構えを解きやがった!)

宿屋「…へっ」
以下略



18: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:18:40.37 ID:xRD8RazP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
僧侶「あ、あの、勇者、様…」オドオド

勇者「そぉんな緊張しなくて良いですって〜、我が勇者パーティは可愛い仲間を歓迎しております!今日から宜しくな僧侶さん!」

以下略



19: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:19:07.99 ID:xRD8RazP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
勇者「はい、ボス撃破〜。お疲れー、皆ゆっくり休んでね〜ん」

僧侶「ゆ、勇者様…お、お茶ご一緒しません?」

以下略



20: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:19:38.76 ID:xRD8RazP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
魔法使い「戦士…戦士ィっ!」

僧侶「そんな…戦士さんが…」

以下略



21: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:20:11.81 ID:xRD8RazP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
仲間「遂に突き止めたな、魔王城!」

僧侶「…えぇ。長い、戦いでした―――」

以下略



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