過去ログ - 阿良々木暦「きらりホッパー」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/20(金) 18:54:22.90 ID:aUpPVcxlO

「スクール水着って、萌えるよな――――」

「ば、馬鹿な……!?」

あまりの衝撃に歯の根が合わなくなってくる。
ただ単にスクール水着が好きなだけの変わった性的嗜好を持つ男の言葉が、あたかも今からたった一人で強大な敵との戦いに向かう時に、友人に心配を掛けないためにふざけているように聞こえる!

語尾にダッシュをつけただけで!

「失礼、噛みました――――」

「や、やめてくれ八九寺……!」

それが、彼女の最後の言葉だった。
そんな一節が頭に浮かぶ。
毎回のように繰り返される僕と八九寺のやり取りが、もうこの先二度と行われなくなるかのような錯覚を覚える。

ダッシュを使用しただけで――――。

「勘違いしないでよね、別に貴方の為なんかじゃないんだから――――」

「くそっ、もう限界だ……!」

本当は好きなんだけど素直になれないツンデレの魅力がダッシュをつけただけで全面的に増幅している!
しかも言われる方もそれをわかっていて敢えて何も言わない、もしくは叶わない恋だと知った上で言っている、そんな奥ゆかしさ、健気さをそこはかとなく演出しているなんて!

「きらりん☆ぱわー――――だょ」

「卑怯だぞ諸星!! 僕の負けだ!!」

二人がかりの猛攻に、遂に膝が折れた。
まるで諸星のきらりん☆ぱわーが核兵器と同等の威力を持つ超能力のようじゃないか!



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