過去ログ - 上条「だから俺は……強くなるって決めたんだ」2
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33:977[saga]
2014/07/03(木) 08:19:25.89 ID:godbL7N0O



それから彼女達は歩き回った。
出来るだけ自分と縁のある、そして思い出がある場所を。


公園の自販機前。鉄橋。小学校。常盤台。地下街。


彼のゆかりある場所にも赴いた。
もしかしたら自分とは関係のない場所かもしれないと思ったからだ。


高校。スーパー。ファミレス。自宅。


時間そのものが動いていないから感覚が狂ってるものの、数時間は歩き回っただろう。
良かったのは現実ではないからか、疲れるという感じが不思議としなかった。
運動音痴+息切れが早い食蜂もここでは平気なようだった。
しかし、こうも見つからないと気分的に滅入ってしまう。

セブンスミストの屋上で、彼女達は第七学区を見渡していた。
疲れてもないのに自ずと溜息が出てしまうのは人間の性だろう。



食蜂「どうしたものかしらねえ……」

美琴「思いつく限り当たってみたけど無駄足かぁ……。アンタ精神のプロでしょ、どうにかなんない?」

食蜂「投げやりにならないで。この世界に入ることで手一杯なんだから、無茶言わないの」



けど、と続けて彼女は目を細めた。


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