過去ログ - プリキュア×キノの旅「余っている国」
↓
1-
覧
板
20
3
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2014/06/21(土) 01:33:27.07 ID:SXCx87k7O
ある国に3人の旅人が訪れました。
1人はラクロス部で1人はソフトボール部、もう1人はサッカー部でした。ありえないとか絶好調なりとか、さらには直球勝負だとか騒がしい3人です。
3人が入国審査を済ませ国の中に入るとものすごい熱気と何か腐った匂いが強烈で旅の疲れも相成って倒れてしまいそうです。
「暑い、臭い、ありえない…」
ラクロス部が言って皆その場にへたりこんでしまいました。
3人があまりの暑さと臭さに参っていると、国の人達が大勢集まり歓迎の言葉もほどほどに、
「涼しいところへ案内します」
とのことだったので喜んでついていきました。
案内されたのは冷房と空気清浄機の完備されたホテルの一室でした。
3人がありがたくくつろぎ始めると国の代表という人が出てきて相談に乗って欲しいと言い出しました。
3人は役に立てるかは分からないけれどと念を押した上で聞くことにしました。
内容はこうです。
この国ではとにかく食べ物が余っている。アイデアをもらって食べ物で家を建てたけどそのうち全部腐ってしまった。今は取り急ぎ焼却処分の最中でこの有り様だということ。そしてまだまだ食べ物はたくさん余っていて、大きな倉庫にしまってある。腐らずに役に立てるアイデアが欲しいのですが何かありませんか?と。
これを聞いて3人の瞳はキラキラと輝いていました。星の2、3 個は入っているんじゃないかという輝きぶりでした。そして言います。
『そこへ案内してください』
ハモっていました。
倉庫に入ると、数えきれない程の木箱が何列も積み上げられています。全てが食べ物と飲料だそうです。
3人のうち1人がより一層瞳を輝かせて言いました。
「3日あれば大丈夫です。3日後にまた来て下さい。」
国の人達はどうするのか気になりましたが、3日後の楽しみにすることにして帰って行きました。
そして、3日後、国の人達は驚愕の光景を目の当たりにしました。
倉庫に入ると、数えきれない数の空箱と幸せそうにお腹を膨らませて横になった3人が転がっていたからです。
「あぁ皆さん、食べ物は処分できましたよ」
「無駄にもしてません」
「筋は通ってます」
などと言いながらもお金を請求されると困るので3人は皆が呆気にとられているうちにさっさと出国していきました。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
17Res/9.12 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - プリキュア×キノの旅「余っている国」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1403281626/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice