過去ログ - 従者「魔王を旅に連れ出したった」
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11: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/21(土) 14:38:52.93 ID:dN0pb2Wc0
首都

「勇者様が魔物の群れを追い払ったぞー」「流石勇者様だー」「勇者様ー勇者様ー」ワーワー

美男子「お願いだから君も王様に会ってよ。これ、僕の手柄じゃないし…」

魔王「俺の手柄でもない。それに俺には、一国の王と対面できる程の礼儀は持ち合わせていないのでな」

従者「お〜い、魔王〜」

魔王「待たせたな。行くか」

従者「おう!」

美男子「…」

騎士「お疲れ様でした勇者殿!お怪我はございませんか?」

美男子「ないよ。…それよりも王様に伝えておいて。ちょっと出かけるってさ」

騎士「はぁ…」(相変わらず自由な人だ)





従者「ふーん、つまり魔物はデマを信じてあんな騒ぎを起こしたわけだ」

魔王「あぁ。だからこんなデマが広がるのはまずいんだ。このデマを信じてるのが人間だけなら、全く構わんのだが…」

従者「それにしても、デマが広がった途端暴れだすとは。魔物も暴れたくてウズウズしてんだねー」

魔王「別に魔物同士で喧嘩する分には禁止はしていない。が、やはり魔王の抑圧が無くなればこんなものだ」

従者「どうすんのこれから?放置はできないよな?」

魔王「あぁ、魔物達と直接会って噂はデマだと説明するしかない。幸い、魔物全体にデマが広がりきっているわけでもなさそうだしな。だが、面倒なことになった」

従者「ま、いいんじゃない。目的のない旅に目的ができたってことで」

魔王「お前は気楽だな…まぁ、こういう事態を予測できなかった俺も十分お気楽者か」


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