24: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:25:33.67 ID:dbM7AdOoo
『ぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
「防いで!」
プロメテウスが左の前腕で影の一撃を受け止める。
25: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:26:09.57 ID:dbM7AdOoo
「今度こそ、倒したよ……」
「穂乃果ちゃん!」
「お姉ちゃん!」
26: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:29:22.20 ID:dbM7AdOoo
「取り乱したのです。オルフェ、友達なんて初めてだったから」
「いいのいいの。でもオルフェちゃん、ペルソナについて知ってるみたいだったけど、あれってなんなの?」
「せんせぇはご存じないのです?」
27: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:33:31.21 ID:dbM7AdOoo
「ペルソナは人格の鎧、と言われているのです。オルフェも見たのは初めてですが、もう一人の自分、というものらしいのです」
「もう一人の、自分」
だから使うほど疲労があるのかな。
28: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:33:57.40 ID:dbM7AdOoo
「ほえー!せんせぇはやっぱりすごいのです!」
オルフェちゃんは目をキラキラさせながら羨望のまなざしを向けている……
ペルソナのことはわかったようなわからないようなだけど、じゃあさっきの敵は?
シャドウとか言ってたはずだけど。
29: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:37:26.73 ID:dbM7AdOoo
>追憶の純喫茶
比喩ではなく空気が重い。見たところシャドウはいないみたいだけど……
「くんくん……大丈夫なのです。オルフェの鼻にもシャドウの気配は感じないのです!」
30: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:40:27.10 ID:dbM7AdOoo
『南ことり、アンタのことが憎かった』
「なに、これ」
「ことりちゃん、しっかりして」
31: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:41:38.60 ID:dbM7AdOoo
私ですら聞いていられなかった、強すぎるナマの感情。
ましてことりちゃんは好きだった先輩からそんなふうに思われていたわけで、大ショックだろう……
オルフェちゃんも心配そうに見ている。
背中をさすりながら思う。
この重い空気は、死の臭いなんだ。
32: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:42:54.89 ID:dbM7AdOoo
『あらあら、ずいぶんと無様な格好なのね』
「誰!?」
『穂乃果ちゃん、誰だなんて酷いよ〜』
33: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:45:37.45 ID:dbM7AdOoo
「あ、あなたは誰なの?」
『だから言ってるじゃない。私は南ことりだよ?』
「嘘よ!だって私はここにいるもの!」
34: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:47:33.26 ID:dbM7AdOoo
『穂乃果ちゃんの後ろにいれば絶対安心。やりたくないことは全部やってくれるし、そのくせツメが甘いからそこをフォローしてあげれば自分も手柄を立てられる!』
「そんなこと思ってないもん!」
『思ってるわよ!だって私はアンタなんだからさあ!』
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