41: ◆V0KrAyBMBI[saga]
2014/07/29(火) 23:36:17.30 ID:wDq72bcn0
「……とりあえず、服、着ませんか?」
「………………涼しいから別にいいわ、大丈夫」
「でも恥ずかしいから嫌なんじゃ……」
「……―――君なら……」
「え?」
「―――君なら、大丈夫だから」
少しくらりときた。
何て可愛いことを言うのだろうか、この先輩は。
僕以外の男なら、多分襲い掛かってるかもしれない。
正直僕も押し倒したい衝動に駆られた。
「……先輩可愛いです」
「ばか」
そうやって薄着のまま身を寄せ、僕の腕を抱きしめてくる先輩。
抱きしめられた腕に柔らかい感触と、僕よりも若干高い先輩の体温が伝わって、結構暑い。
見下ろすと、キャミソールの胸元からちらちらと、下着が見え隠れして精神衛生によくない。
かと言って振りほどくことも出来ず、結局僕はその日一日、暑さに浮かされながら悶々として過ごした。
(……今日の夕飯はどうしようかな……)
現実逃避気味に、そんなことを考えながら。
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