過去ログ - 愛「夢にまで見ていたあのステージ」
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11:1[saga]
2014/06/25(水) 21:44:49.54 ID:jCc3EvyG0
愛「あはははははっ、ふふっ、くふあはははっ!! ……ありがとうございますっ」

涼「……愛ちゃん?」

愛「元気付けてもらっちゃって、情けないですよねあたし」

絵理「そんなこと…………」

愛「でももう大丈夫っ!! 涼さんと絵理さんに一杯元気を貰いました!!」

愛「今度は、来てくれたファンのみんなに元気を分けなきゃですよねっ!!!」

絵理「愛ちゃん…………」

涼「うん、それでこそ愛ちゃんだよ」

重苦しい空気を笑い声で換気して、
狭い控え室に乾いたノックの音が部屋の隅まで駆けずり回った。

「876プロさん、準備お願いしまーす!!!」

とても大声で、本当はなんて言ってるのか殆ど聞き取れなかった。
けれども時間が差し迫っていたのは頭の片隅で理解していたし、
スタッフが呼び出してくると言ったら時間か非常時かのどちらしか無い。

愛「行きましょうっ!! 涼さん、絵理さん!」

涼「うんっ!」

絵理「うん……!」

同意の言葉を皮切りに、ほぼ同じタイミングで全員立ち上がる。
それぞれ思い思いの表情を浮かべて、控え室のドアを開いた。


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