過去ログ - 【PSYREN】ほむら「暴王の月」【まどマギ】
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4: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/06/26(木) 01:19:10.38 ID:FsYyZ0AYo

 時間をかけてそこへ行きつくと、揺れの正体はおのずと限定されてしまいます。

 つまり、襲撃です。

 首都の北側は比較的侵攻が緩いと言っていたのはどのおじさんだったかな、なんてことを考えるほどには現実味がありませんでした。
 けれど、実際にここは襲撃されているみたいです。

 W.I.S.E.。それが襲撃者の掲げる組織の名前だったはずです。
 五年前のあの日、首都東京を暴力でひっくり返したあの人たち。
 そんな人たちが今、私たちのすぐそばまでやってきて実際に攻撃を仕掛けてきているのです。
 きっと誰しもが、現実味を欠いているに違いありません。

 不安で不安で、半ば現実逃避をするようにそんなことを考えているとついに襲撃者の魔の手が私の元にやってきてしまったみたいでした。

 始めに、息が詰まりました。何事かと思い頭を上げると強烈な光が眼前に溢れます。
 そして、衝撃。文字通り肌を焼く熱風と、眩いばかりの白い炎。それらが眼前で爆ぜました。

 七階建ての建造物が崩落します。
 もちろん、私の体も地面に落っこちていきます。
 朦朧とした意識の中で私は「死にたくない」と呟きました。




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