過去ログ - ゴルゴ「キュウべえだと・・・?」
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2014/06/29(日) 12:29:53.17 ID:x6e56MzU0
数日後、ゴルゴとジムは見滝原の繁華街の通りに面したカフェの野外席で向かい合って座っていた
ジム「へい、その女のことは調べやしたが、病弱がちで、やはり前の学校では内気であまり友達もいなかったそうです。
それから心臓の病気で半年間入院・・・
しかし奇妙なことに退院間際になってから急に顔立ちが変わり、いつもつけていた眼鏡も外すようになったとのことです」
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2014/06/29(日) 12:30:46.37 ID:x6e56MzU0
ゴルゴが病院の脇を調べて歩いていると、駐輪場に面する壁面に、以前見滝原市に入った時見つけたのと同じような、カビに似た灰色の物質を見つけた
人気のない駐輪場には何度か見かけた見滝原中学校の生徒が使っているスクールバッグが置き去りにされている
ゴルゴ「・・・」
ゴルゴがカビらしきものに手を近づけると再び景色がゆがみ、暗転し、薄暗くも極彩色の世界に放り込まれた。
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2014/06/29(日) 12:31:41.09 ID:x6e56MzU0
ほむら「あっ・・・!あなたは!?」
ゴルゴ「状況を…説明してもらおうか…」
初めは驚いて頭の回らないようの表情のほむらだったが、ゴルゴの姿を見ると、顔と、全身の体の張り詰め具合に焦りを見せ
ほむら「この拘束を解いて!早くしないとマミが…!マミというのは私と同じ魔法少女で…」
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2014/06/29(日) 12:32:22.71 ID:x6e56MzU0
ブツッブツッ
縛りを解かれ、ゴルゴに抱え降ろされたほむらは体のしびれを取るかのように軽く腕と体をほぐし動かしていたが、ゴルゴを見上げると
ほむら「礼を言うわ。今回は危ないところよ」
ゴルゴ「これをやったのは・・・魔女なのか…?」
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2014/06/29(日) 12:33:14.08 ID:x6e56MzU0
盾の方をじっと見つめるゴルゴの視線に気づき
ほむら「この盾は収納庫にもなっているの。これも魔法少女の能力の一つね。他にも武器はいくらでもあるわ」
手榴弾を取り出すほむら
ほむら「あなたもいくつか持っておきなさい。恐らく私たち魔法少女が与えた魔翌力が使っているうちに魔翌力が切れるときがあるわ。その時いくつか持っている方がいいでしょう
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2014/06/29(日) 12:34:10.35 ID:x6e56MzU0
回廊を走って奥に進むゴルゴとほむら。
ほむら「(時間がたっているせいか、大分結界が完成されてきているようね…この分じゃ使い魔の数も多そう。間に合えばいいのだけれど…)」
二人が開けた場所に出ると、柱や起伏の陰からクッキーやキャンディーに手足が生えたような奇妙な姿の使い魔たちが前方と左右からぞろぞろと出てきた
ゴルゴ「!」
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2014/06/29(日) 12:35:10.89 ID:x6e56MzU0
ガウーンダダダダッズキューンガーンターン
ゴルゴが撃った使い魔たちが一撃で倒されていく
ほむら「(なっ・・・その銃の魔翌力でどうして…?)」
ほむらの視線に気づいたゴルゴが口を開いた
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2014/06/29(日) 12:36:12.72 ID:x6e56MzU0
ほむら「(マミッ・・・!)」
ゴルゴ「!・・・」
ズキューンズキューンダウーン
ゴルゴの射撃が巨大な人魂のような形をした魔女の顔に当たると魔女は受けた衝撃に目を閉じて顔をしかめてひるんで後退する
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2014/06/29(日) 12:37:06.14 ID:x6e56MzU0
ダダダダダダッ
アサルトライフルで魔女をひるませながらゴルゴは横に体を移動させて魔女との距離を取る
魔女は攻撃にひるみ、進行速度を落としながらもゴルゴに執拗に迫る。ほむらも援護として拳銃での射撃を行っており、そのダメージもあるはずだが、あくまで狙いはゴルゴのようだ
ダダダダダダダダッ
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2014/06/29(日) 12:38:00.46 ID:x6e56MzU0
カチッ
突如としてピンクを基調とした結界内の周囲の風景が灰色になり、魔女の動きが宙に止まった
恐怖の表情を見せているまどか、体をねじりながらこちらに必死の目を向けているさやか、複数のマスケット銃を宙に浮かせて駆けようとしているマミも皆その姿のまま静止している
ゴルゴ「・・・!?」
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2014/06/29(日) 12:39:01.93 ID:x6e56MzU0
カチッ
周囲が再び明るいピンク色の世界に戻り、大気の動きも肌に押し寄せてくる
ガキッ
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