過去ログ - ゴルゴ「キュウべえだと・・・?」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/06/29(日) 12:12:07.30 ID:x6e56MzU0
シュボッ
見滝原ビジネスホテルの一室にカポラル葉巻の紫煙が立ち込める
ゴルゴは下着一枚の姿でベッドに座り、部屋の電灯の他サイドテーブルのランプもつけてその明りの下依頼者である父親から受け取った日記を見返している

あのあとマミとは特にやり取りをすることなく別れた。訊きたいことがないわけでもなかったが、キュウべえとのお互いの警戒から避けたのだ
彼女は自分は中学三年とだけ名乗ったが、また接触する機会があるだろう

失踪した少女は親元を離れてここ見滝原市の隣野中学の寮に入っていたらしい
日記の内容は初めは好きなお菓子のことなど少女らしい他愛もないものだが、途中でキュウべえに出会い、魔法少女になったなどと書いてある。そしてそこからは魔女との戦いなど
すでに何度も見返した内容だが、実際に先ほどの経験をすると、魔法少女や魔女というのが単なる諷喩でなく、実体験を描いたものだということがわかる

途中から日記の感情は激変し「死にたい死にたい死にたい」など悲嘆の言葉が書かれ、最後は「ソウルジェムがまっ黒」などという言葉が
彼女は魔女との戦いに敗れて命を落としたのか?
ソウルジェムの他グリーフシードなどという言葉もありゴルゴにはいまだ理解不能であった。

ゴルゴ「・・・」

ゴルゴは天井を見上げて息を吹き、煙が立ち上るのを見上げながらしばし黙想し、葉巻を灰皿に押し付け、服を着て出かける準備をした


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