過去ログ - 不思議生物ほむ種SS派生スレ
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/07/04(金) 00:15:30.70 ID:l0ZeiNi80
喉も渇いた

あたりに飲めそうなものはない…

私は気を紛らわす様に眠った



目を覚ますと夜が明けて朝日が昇っていた

それでも私の足の怪我は治っている気配はない

相当酷いみたいで足の感覚が全然ない

動かそうとしても動かない

もうこのまま足は動かないんじゃないか

治る事無く永遠に…

段々と怖くなってきて、でも何か出切る訳でもなく
助けも呼べるわけがなくひたすらその場で休むしかなかった

喉が渇いた

お腹がすいた

だけどどうすることも出来ない
動く気力も体力もない

もう休んでいるという気はしない
むしろ体力がなくなってゆっくりと死んでいくような感覚だ

まみまみ「え?…」

私の気持ちに呼応するかのようにあたりが暗くなっていき

ザーーーーー

雨が降り出した

木の根元に居ても雨は当たる
容赦なく私に…


雨に打たれて

どんどんと芯まで身体が冷えていく
芯から身体が冷えていくと心まで冷え込んでいくようだ

体中が麻痺して

身体が勝手に震えそして私は悟った

死ぬんだと

傷が治って美味しいものを食べて家で眠っていたらすぐに良くなる
そう思っていたが

傷が治る気配がない
食べ物も食べられず、体力をどんどん奪うこの状況

助けを求めようにも誰かにこの状況を知られたら絶好機だと私は殺されてしまうだろう


まみまみ「はぁ…」

重い溜め息が出る
もうどうでも良い…

私は死ぬしかないんだ



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