過去ログ - 女「モンスターの山で遭難した私が美味しそうで眠れない話」
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2: ◆Nalwf0mHIM[saga]
2014/07/05(土) 13:40:39.85 ID:k7k1qYdq0
シューーッ… シューー…

女「さっきから……なんの音?」

頭がぼーっとしてまともに思考が働かない。
焦点の定まらない目が周りを見回す。

女「…赤い、霧?」

視界の悪さは、どうも体調のせいばかりじゃなかったようだ。


赤い霧。


女「霧が赤いのなんて初めて見た…」

物珍しさよりも、ぞっとするような光景。
生理的な忌避感。

樹林の先から流れ込んでくるあいだに薄らいだのか、先が見通せないというほどではない。
それでも足首までが薄い赤色の靄に覆われている。


女「足元見えないくらい濃い。こんな見ず知らずの森の中で、まずいかも」

女「とにかく状況を確認したいな。このままじゃ危な…」ズルッ


言ったそばから、ぬかるみに足を取られて態勢を崩した。
思ったより傾斜があったみたいだ。地面についた膝がそのまま傾斜を下って滑り落ちていく。


女「きゃああーっ!」



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