過去ログ - 上条「ソードアート・オンラインか、やってみたいな」アルゴ「その5ナ」
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941:1ZIMA” ◆5OdiFuFGeA[sage saga]
2015/12/20(日) 23:50:09.01 ID:ehOqNWS50


そうだ。その先にいるのは上条当麻、そう、上条当麻がその先にいる。確信なんて皆無だ。
が、彼女にはわかる。2年越しの感覚…。いつも自分のことを顧みない少年があの城にいる。

「当麻君はあの戦いに勝てば解放されて元の世界に戻る。」

「だけど、それだと遅いんだ。その前にお前や『学園都市』は滅びる。それはインデックスが1番」

「…それに、あそこに行くことも」

助けに行くこともできない事実を悟る禁書目録。
そこは彼女の戦場ではない、少年にあの短髪少女もいるであろう、ハンバーガーを奢ってくれた白髪の少年を含む同じ病院にいた者たちも。
そして、彼らの帰還を待っている時間もない。『時間遡行』、魔女曰く『時間圧縮』が行われた場所はどうなるか?
記録が完全に残ってない事実から考えると、生存者はいない。

「だから私はあそこに…」

はるか雲の下、海の中に浮かぶ列島の1番大きな島、その中に塀に囲まれた円状の都市を見る。

「とうま達が帰ってこれる場所を守るために…」

身体に力が入る。そうだ、自分がいる場所はここではない。

「力を貸すよ」

そんなシスターの心情をくみ取ったのか、風斬氷華は優しく声をかけた。そしてもちろん。

「インデックス…そんな時は――」


その直後、インデックスは彼に言われたことを実践した。


そう、右手を前に突き出した。




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