過去ログ - 【ib二次】イヴ「美術館から追い出された」ギャリー・メアリー「「えっ!?」」
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2014/07/08(火) 13:55:01.13 ID:Rk9Imbyg0
・Sideイヴ
私、何であんなことしたんだろう…。
きっと何かがある筈って、何でかそう思ったんだけど…。
美術館の事務室で私は職員の女の人に叱られていた。
「いい?イヴちゃん、もうあんなことしたらダメだからね!」
キレイな金髪のお姉さんがしゃがんで私と目線を合わし、私に人差し指を向ける。
「ごめんなさい…」
私が謝ると、お父さんとお母さんも謝ってくれる。
「いえいえ、作品は大丈夫でしたし感受性が強い子だったら強い影響を受けちゃうのも仕方ない事ですよ!…特にこんな可愛い女の子ならね!」
お姉さんは悪戯っぽい笑みで私を見て言った。
何だろう、この笑い方、どこかで見た事がある様な…。
「まあ、ゲルテナさんの絵は不思議な魅力があるからね。特にあの『深海の世』は有名だし。飛び込みたくなっちゃう気持ちは私も分かるなあ。私もね…」
とお姉さんは言葉を続けようとした。が、時計を見て「しまった」という顔をする。
「いっけない!そろそろ新しい絵の搬入があるんだった!早く行かないと館長に大目玉食らっちゃう!」
もう事務所から出ても大丈夫ですよ、とお姉さんは言って慌てて仕事に戻るお姉さん。
私達も事務所から出た。
「今日はもう、帰ろうか」
とお父さん。
「そうね。喫茶店にでも寄って帰りましょ」
とお母さん。
頷く私。
「それにしても全く、イヴがあんな事するなんて思わなかったわ」
「でも、作品に傷がつかなくて良かったよ」
うう…今日は散々な一日だった。
「あ」
お父さんが声を出す。
「どうしたの?」
「メアリーさん、ネームプレートを机に置きっぱなしにして出て行ってた気がする」
「じゃあ、館長さんに大目玉?」
「かもね」
美術館の出入り口から外に出る。
出る瞬間に私の名前を誰かが呼んだ気がしたけれど、多分、気のせいだろう。
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