過去ログ - 【ib二次】イヴ「美術館から追い出された」ギャリー・メアリー「「えっ!?」」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/07/08(火) 20:48:56.47 ID:Rk9Imbyg0
・Sideギャリー

人の気配が消えた美術館。イヴが出て行ってしまったアタシは横を振り向く。
それまでただの壁だった所に下へ続く階段が現れていた。
美術館の内装と寸分違わぬその階段は、まるで最初からあったかのようにも思える。

「行くしかない、わよね…」

アタシは階段を降り「ゲルテナの世界」へ向かった。

階段を降りると小部屋に出た。左手には『布の下の廃村』と言うオブジェがある。

「さて、ここは慎重に進まないとね」

アタシは近くに落ちていた小さなカギを拾ってからコートを脱いで細くまとめた。

部屋を出た後は扉を閉めずに左手に進み、活けてある青いバラを取る。

ガシャン!

アタシが出た部屋の奥の角から何かが落ちる音がする。

「アイツが来たわね」

アタシは音のした方へ走る。

角から這い寄って来る『青い服の女』

「バラ…バラ…そのバラよこっ!!

『青い服の女』がバラを寄越せと呟いているが、最後までは言わせないわっ!
アタシは束ねたコートを振りかぶり『青い服の女』目がけて振り降りした。

小部屋の中に吹っ飛ぶ『青い服の女』

アタシは急いで小さなカギを使い小部屋の扉を施錠した。

「よし!」

一周目の時は驚いてバラを投げ渡しちゃったっけ。今では良い思い出だわ。

私はコートの中で重石代わりにしていた飴玉を確認する。

「良かった。割れてはいないわね」

飴玉はすごい。おやつやプレゼントだけでなく、トラップや武器にもなる。

アタシはとりあえず、イヴのバラがあるかどうかを確認しに、最初の青の間へ向かう事にした。



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