過去ログ - ほむら「ゲッターロボ!」 第二話
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:16:25.78 ID:KeUgQve40
竜馬 「お前らが俺の常識の通用しない手合いだってのは、もう何度も思い知らされている。今さらそんなのが、一つや二つ増えたとして、驚くほどの事でもないだろ」
ほむら 「順応性が高いのね」
竜馬 「まぁ、少しばかし感覚が麻痺してるのかもしれないがな」
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2014/07/08(火) 08:17:31.11 ID:KeUgQve40
竜馬 「・・・嘘で塗り固めた自分てわけか。自分の心を保つために、なりたい自分を演じ続ける。そうと分かれば、あの芝居がかった身のこなしも納得ができようってもんだが・・・」
ほむら 「だから、言えないのよ。かえって事態を混乱させてしまうだけに終ってしまうから」
竜馬 「俺が考えなしだったよ。悪かった」
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2014/07/08(火) 08:18:13.46 ID:KeUgQve40
竜馬 「立ち入った事だが、一つ聞きたい」
ほむら 「なにかしら」
竜馬 「お前はキュウべぇに何を望んだんだ?」
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2014/07/08(火) 08:18:49.75 ID:KeUgQve40
ほむら 「そう・・・ね、当たりよ」
竜馬 「やはり、鹿目を守るために・・・」
ほむら 「ええ」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:19:57.88 ID:KeUgQve40
だから、「やり直す」ために、幾度でも時間という壁を越えて旅を続ける。
だけれど、未だに一度として、まどかの救済と言う私が望んだ形で、時間軸の終わりを迎えた事はない。
まどかがどんな最期を迎えたのか。それ自体はその都度違えど、どの旅の終着点においても必ず彼女は死んでしまう。
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2014/07/08(火) 08:20:59.31 ID:KeUgQve40
ほむら 「流君が初めて私を見たあの日も、あれはまどかが死んでしまった直後。今から一ヵ月後の世界だったの」
竜馬 「じゃ、じゃあ、俺が見たデカイ化け物・・・もしかしてあれが鹿目を・・・?」
ほむら 「ええ」
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2014/07/08(火) 08:21:34.53 ID:KeUgQve40
ほむら 「・・・?」
彼の顔を覗きこんでみると、額に張り付いているのは悲しみの色。
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2014/07/08(火) 08:22:50.96 ID:KeUgQve40
竜馬 「そうは言っても、お前の話を聞いた後ではキュウべぇを頼る気にはとてもなれない。そうなると唯一のゲッターへの手がかりは、やはり暁美しかいないわけだからな」
ほむら 「まぁ、確かにそれはそうかもしれないけれど・・・」
竜馬 「その代わり、お前と共にいる間は、俺にできる限りのことはさせてもらうぜ。魔女との戦いにも手を貸そう」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:24:43.31 ID:KeUgQve40
竜馬 「その代わり、ゲッターに関する手がかりを掴む事ができた時には、今度はお前の力を貸して欲しい。・・・それで、どうだ?」
ほむら (まどかを守るための力になってくれる・・・かつての時間軸で、真実を告げたがために誰からも理解されなかった私の・・・)
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:25:15.13 ID:KeUgQve40
まるで、かつての私。常に自分に自信が無く、人の顔色ばかりを伺って生きてきた頃の私。
あの頃に戻ったかのように、言葉が舌の上を滑って、うまく外に出す事ができない。
かつては渇望し、そして絶望して諦めてしまっていた物。共に戦う仲間。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:26:18.46 ID:KeUgQve40
次回へ続く!
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