過去ログ - 美希「運命の女神」 -SS速報VIP

過去ログ - 美希「運命の女神」

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59: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:10:09.66 ID:/lW3kLp10
俺は顔が青ざめていくのを感じた。

写真の中の俺と美希は、とても無事で済んでいるとは思えない程、服の損傷が激しかった。

以下略

60: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:16:05.14 ID:/lW3kLp10
「…ありがとう」

貴音のおかげで、落ち着きを取り戻すことができた。

俺が礼を言うと、貴音は手を離した。

以下略

61: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:24:03.04 ID:/lW3kLp10
「…人知を超えた力？」

「はい。

言葉で表すのが難しいのですが、そうしたものが関係していのではないかと思うのです。

以下略

62: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:27:30.74 ID:/lW3kLp10
「…共通点、か」

記憶喪失について、そんな考え方は思い付かなかった。

確かに、絶対に助からないであろう事故で無傷だった『奇跡』、プロデューサーに関する記憶を失うという『共通点』、これらをただの偶然と結論付けるのはまだ早い気がする。

以下略

63: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:30:23.55 ID:/lW3kLp10
「それでは、わたくしはこれからろけに向かいます」

見送りに行こうかと提案したが

「いえ、あなた様はまだ高木殿と話さなければならないことがあるでしょうし、検査もお済みでないのでしょう？

以下略

64: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:32:33.09 ID:/lW3kLp10
すると貴音は、人差し指を唇に当て、

以下略

65: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:35:23.59 ID:/lW3kLp10
診察室に戻ると、音無さんと社長が待っていた。

時計は部屋を出てから30分近く過ぎている。

音無さんに心配そうに

以下略

66: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:41:42.06 ID:/lW3kLp10
「まずは美希君についてだ。

彼女は今日の検査で特に異常が見つからなければ、すぐに活動復帰させようと考えている」

「あの、事故の後でそこまで急ぐことはないんじゃないでしょうか？」

以下略

67: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:45:14.15 ID:/lW3kLp10
「次に、君についてだが…」

「社長、一つ提案があるのですが、よろしいでしょうか？」

「何だね？言ってみたまえ」

以下略

68: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:49:01.55 ID:/lW3kLp10
「お二人には迷惑をかけることになりますが、よろしくお願いします」

と言うと音無さんには

「プロデューサーさんは今が一番辛い状況ですから、あまり無理しないで下さいね。

以下略

69: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:51:52.79 ID:/lW3kLp10
「さて、私と音無君はそろそろ事務所に戻るとするよ。

君も慣れないことの連続で疲れたのではないかね？

病室に戻って休むといい」

以下略

70: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:54:38.34 ID:/lW3kLp10
病室に戻って用意された昼食を食べ終わった頃、検査を終えた美希が戻って来た。

「やっと終わったの、あふぅ」

と言うと美希はすぐにベッドに潜り込んだ。

以下略

71: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 20:57:39.79 ID:/lW3kLp10
「あなたがミキのプロデューサーだったんだよね？」

と美希は聞いてきた。

「ああ、どうやらそうみたいだ」

以下略

72: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 21:00:05.77 ID:/lW3kLp10
すると、突然美希がベッドから降りて俺のベッドの上に乗ってきた。

そして俺の肩を掴み、俺の顔をじっと覗き込む。

俺は美希の瞳に釘付けになってしまい、石のように動けなくなった。

以下略

73: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 21:03:27.58 ID:/lW3kLp10
美希は俺の方を見て

「ミキがプロデューサーさんのことを好きになるなんて、あり得ないって思うな。

おしゃべりしても楽しくないし、顔だってぱっとしないの。

以下略

74: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 21:05:29.43 ID:/lW3kLp10
俺は、美希が眠った後もしばらく放心状態だった。

一瞬の内に告白されて、振られてしまった。

何を言っているのか分からないと思うが、俺自身もよく分かっていない。

以下略

75: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 21:08:39.71 ID:/lW3kLp10
「もしかして、星井さんに何か言われたのかい？」

先生には見透かされているようだ。

「そんなに落ち込むことはない。

以下略

76: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 21:13:03.20 ID:/lW3kLp10
検査の結果、特に身体に異常は見つからなかった。

検査が終わった後病室に戻ると、美希は既に居なかった。

看護師さんによると、俺が検査を受けている間に親御さんが連れて帰ったらしい。

以下略

77: ◆5JMhSgsxeg[saga]
2014/07/12(土) 21:17:46.12 ID:/lW3kLp10
今すぐにでも読み進めるべきなのだろうが、今日はもう休むことにする。

今日だけで色々な事が起こり過ぎて、字を読む気力すら起きない。

以下略

78: ◆5JMhSgsxeg
2014/07/12(土) 21:20:20.20 ID:/lW3kLp10
今日はここまで

導入部分だけで予想以上に長くなってしまいました。
今後のペースについては未定ですが、ゆっくりでも進めていけたらいいなと思っています。

以下略

79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/12(土) 22:02:21.07 ID:VB5nAb7ao
乙です

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