7: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:09:24.59 ID:RkKh79G5o
―――
出会ったのは、まぁ他の子もそうだろうけど、偶然だった。
あの時は確か平日の昼間。
8: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:11:56.48 ID:RkKh79G5o
んで。
『え゛っ！？』
9: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:17:29.83 ID:RkKh79G5o
―――
「んがっ……んぅ？」
「おっ、起きたか」
10: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:20:03.65 ID:RkKh79G5o
「危ないぞ」
「こんくらい平気だって」
顔を出してたスペースから身を乗り出して後部座席から助手席に移動する。
11: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:23:18.64 ID:RkKh79G5o
「……悪いな」
ころころと飴を口の中で転がしていると不意にそんなことを言われた。
なんで謝られたのかわからなかった。
12: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:25:13.09 ID:RkKh79G5o
正面を向いたままの台詞に「だよね」と乾いた返事を返す。
わかってる。わかってるけど。
それでも杏は心配じゃなくて信頼されたい。
大丈夫か？ って問われるより、大丈夫だろ？ って任されたい。
13: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:27:11.22 ID:RkKh79G5o
「綺麗な目だ」
「はぁっ！？」
なにを言うのかと思ったらなんだそれは。
14: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:28:30.33 ID:RkKh79G5o
普段から人間ウォッチングみたいな仕事をしてる所為か見る目ばっちりだ。
いや、そんな奴をスカウトしてるんだから見る目無いのか？ どっちだ？
「今のお前は立派にアイドルやってる。
15: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:30:02.94 ID:RkKh79G5o
―――
案の定到着したのは寮で杏は車からおろされる。
小さなエンジン音が人通りの少ない道に響いてる。
16: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:30:48.61 ID:RkKh79G5o
「あー、そりゃ無理だな」
そしてプロデューサーはいつも通りに
困った様に笑って杏の発言を却下する。
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