4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/12(土) 00:38:03.88 ID:w/26O5Id0
「こ、こんな……こんなので、外、出たらヤバイだろ……だ、だから……や、やめようって……」
声を震わせて彼女が俺に懇願する。
しかし俺はやめさせる気は無い。
「えー大丈夫だよ。そのコートをちゃんと着てればバレないバレない。それに今日みたいな小春日和もう無いよ?
後は寒くなるだけだし、そんな格好外じゃ二度と出来なくなっちゃうよ?」
「す、する気ねぇよ」
「うーん……じゃあ今日はしないで終わりかな」
「えっ……」
俺がわざとらしくしないで終わり言うと彼女の表情がみるみるうちに変わっていった。
一瞬顔の色が無くなって、それから誤魔化すみたいに彼女の視線が床のあちこちを移動する。どうやら迷っているみたいだ。
あと一押しすれば陥落するだろう。俺はその一押しをする事にした。
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