42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/12(土) 03:06:09.77 ID:w/26O5Id0
「えっと……だから、晴に怖い思いさせちゃったし、その……ほ、本来はキスっていうのはもっと良いものでさ……。
つまり、そういうのを嫌いになって欲しく無いっていうか……」
晴は何となく意味を察したのか俯いて返事をしない。
「……キス、してもいいか」
俺は真正面から晴に問う。少し急き過ぎているのはわかっている。
でもそれ以上に、あの思い出を嫌なものにしておくのは嫌で、初めてのキスを怖いものとして晴の中に焼きつけたくなかった。
驚いて断られるか、そう思っていたが晴は何も言わずにずっと俯いたまま返事をしてくれない。
晴は少し口が開いたかと思うとまた閉じられてしまったり、視線を地面に泳がせるばかりで中々返事をしてくれない。
そんな動作を何度か繰り返して、ついに晴は黙って頷いた。
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