過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/21(月) 23:41:00.26 ID:r4w0sd270
(ロケット……まさかね)

「わかりました。それじゃあまた出直します」

「ごめんね〜」

 さて、出鼻をくじかれた形になったが仕方がない。レッドは一気に退屈そうになったフシギソウをモンスターボールに戻し、これからどうするか検討する。

(幸い時間を潰せるところは多そうだな。エリカさんが行ってるロケットゲームコーナーが気になる……)

 どこから行くか。タマムシデパートの品揃えも気になるが、特別な用事があるわけじゃない。

(やっぱり気になるな、ロケットゲームコーナー。ここから行こう)

 ジムから歩き程なく到着すると、レッドは見たことない喧騒空間に驚いた。ロケットゲームコーナーの内部に鳴り響くゲーム音とコインの音、そして人の歓声。

 ゲームを一通り見てみたが、どうやらエリカはいないようだ。次いで壁に貼られた張り紙とポップを見る。

(コインでポケモンの交換も行ってるんだ……。ストライク、ポリゴン、聞いたことないポケモンだ)

 そういえばこういったゲームはグリーンが得意だったなと、レッドは思い出してくすりと笑った。協力ゲームでは常にレッドをリードして助けてくれた……。

(あ、今俺……)

 グリーンの事を思い出して明るい気持ちになれたことなど、かつてあっただろうか。レッドは手持ちのカラカラの入ったモンスターボールに手をやる。

(早く追いこさないとな。カラカラ見たらどんな顔するだろう)

 先を行くライバルを思いながら、レッドはゲームコーナーの端にたどり着く。

(特にこれといって変なところはなかったな。エリカさんもいないし、少し遊んでくか……? あれ?)


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