過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 23:15:28.48 ID:xw084IU10
「えっと……」

「ふむ、見たところ君はヤマブキジムへの挑戦者だな! しかし休業と知ってどうすればいいか悩んでいると見える」

「え、ええ、その通りですが……」

「ならば腕試しに、隣のこちらの施設はいかがかな!? かつて現在のヤマブキジムと覇権を争った格闘道場だ! 旅のトレーナー達を格闘ポケモンのエキスパート達が出迎えるぞ!」

 そう言って道着の男性は誇らしく格闘道場を見上げる。レッドも閑散とした街中で明るく話しかけてくれた男性に対して安心したのだろう。

「そうですか。それじゃあ、胸を借りたいと思います!」

 トレーナーとして断る理由もない。それに、ポケモンセンターが休業だというならこの街の宿についても誰かに聞かなくてはならないだろう。バトルの後にここの人たちに情報を貰えばいい。

「それではご案内だ!」

 レッドが入ると、そこには同じく道着を着た格闘ポケモン使い、俗に空手王と呼ばれるポケモントレーナー4人が出迎えた。

 そして外からレッドを案内した空手王も入れて5人。

 さっそくレッドもモンスターボールを構える。

「押忍! よく来たぞ挑戦者! 俺達空手王5人衆を見事突破してみよ!」

「わかった。行け、バタフリー!」

「まずは俺だ。行け、ワンリキー!」

「バタフリー、サイケこうせん!」

「ぬお!? 一撃で!?」

 レッドの采配は冴えていた。時に引き、時に怒涛のように攻めるポケモン達は空手王の扱うポケモンを次々に撃破していく。

「いいぞピジョン! その調子だ。つばさでうつ!」

「お、オコリザル!? つ……強い……!」

 気づけばレッドのポケモンは一匹も力尽きることなく4人の空手王のポケモンを撃破した。

「む……! それでは最後は俺だ! 行けエビワラー!」

 最後の空手王が扱うのはパンチのエビワラーとキックのサワムラー。しかし、ジムを4つ突破しサカキとの激戦をくぐり抜けたレッドの敵ではなかった。

「フシギソウ! はっぱかったー!」

「……ぐっサワムラー戻れ……。見事だ少年」

「こちらこそバトルありがとうございました。その、一つ聞きたい事があるんですが、いいですか?」

「む、なにかな?」


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